茨城県のサステナブルなおすすめ宿・ホテル6選(つくば市、結城市、大洗町)

「旅にでよう!」そう思い立ち、なんとなく行き先を決めた後についてくるのが「どこに泊まろう?」という問題だろう。

アクセス、値段、部屋のタイプ、周辺のお店や体験、ご飯、お風呂、空間や建築の心地よさ、評価、サステナビリティに対する取り組み。検討すべき項目が多すぎて検索を始めてから予約まで気づくと1〜2時間経っているなんていうこともよくある。

そんな数多ある宿・ホテルのなかから、旅の力を信じるトラベルライフスタイルマガジン「Livhubでは今回、「サステナブル」という言葉に関連するようなおすすめの宿やホテルを選定した。今後47都道府県のおすすめな宿を選定し記事にしていく予定だ。

今回紹介するのは茨城県のLivhubおすすめの宿6つ。それぞれ紹介していく。

1. 里海邸 -金波楼本邸-(東茨城郡大洗町)

里海邸 -金波楼本邸-

引用元:里海邸 -金波楼本邸-

米国の女性飛行家アン・モロウ・リンドバーグの著書『海からの贈り物』。自由な暮らしや女性の幸福論について綴られた彼女の随想をモチーフに、「今と、ここ、を潮風に記憶させる人間回復の場」としてつくられたのが、静かな海辺の宿「里海邸」である。

創業1888年(明治21年)の「金波楼」をリニューアルした別荘のような建物の前に広がるのは、穏やかで雄大な太平洋。靴を脱いで素足で過ごせる癒やしの空間には、茨城県石岡市八郷の家具作家によるナラ、タモ、桐などを使用した温もりあふれる木の家具が並べられている。

食事は、日本の渚百選にも選ばれた大洗海岸の最前列に用意された木の食卓にて。馴染みの魚屋さんや野菜直売所で仕入れた常陸の旬が詰まった夕食と、ほっとする素朴な田舎の朝食が、大洗の地の恵みをいただく幸せを感じさせてくれる。

「里海邸」を訪れた際には、ぜひとも大洗海岸の引き潮の時に現れる磯の潮だまりをイメージした石づくりの風呂で、1,000年以上の歴史を誇る大洗磯前神社のご神水の水源である大洗山の湧水を沸かしたお湯も堪能してほしい。波打ち際までわずか30メートル。潮風を頬に感じ、波音に耳を傾けながら、白波が打ち寄せる別邸でのひとときを楽しんでみてはいかがだろうか。

住所 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6883
HP https://www.satoumitei.jp/
各種予約サイト

※下記リンク経由で予約した場合、当メディアに紹介手数料が入ります。予約者の方に追加の費用負担は発生致しません。本手数料は、社会を良くするメディア運営を持続的に行うための資金として大切に活用させていただきます。

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2. 筑波山江戸屋(つくば市筑波)

 
筑波山江戸屋

引用元:筑波山江戸屋

創業390年、伝統と格式ある和風モダンの宿「筑波山江戸屋」は、お子様や赤ちゃん連れのファミリーや女性にもやさしい癒やしの空間を提供する伝統旅館。筑波山中腹の筑波神社の隣に位置し、樹齢400年を超える大けやきや千手沢に囲まれた地での滞在は、訪れる者に深いくつろぎの時間を与えてくれる。

筑波六井のひとつ「杉の井」と呼ばれる清水が湧き出る敷地内。江戸時代初期の創業当時から霊泉、御神水と呼ばれ、万病に効くと伝えられてきたこの湧水はラウンジでいただくことができ、杉の井で淹れたまろやかで風味豊かなコーヒーを味わうことも可能だ。

自然と一体になった感覚を味わえる野趣あふれるお風呂で楽しめるのは、筑波山の2つの頂「男体山」「女体山」から湧き出る「双神の湯」。2001年に開湯したアルカリ度数の非常に高いお湯には、美肌効果や神経痛、関節痛への効果があるとされており、日帰り温泉としても親しまれている。

宿の雰囲気、温泉に劣らず魅力的なのが、地元食材をふんだんに使用した四季折々の創作和食。SDGsの17の目標のひとつ「12. つくる責任 つかう責任」に含まれるフードマイレージや食品ロス削減活動を意識した、「茨城県産食材を無駄なく調理するメニュー」を積極的に取り入れている点にも注目したい。

住所 茨城県つくば市筑波728
HP https://www.tsukubasan.co.jp/
各種予約サイト

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3. ホテル日航つくば(つくば市吾妻)

ホテル日航つくば

引用元:ホテル日航つくば

海外の研究者や留学生が集まる国際都市として、そして計画的な都市配置によって日本で最も安全に暮らせる都市、子育てに適した都市として高い評価を受けている茨城県つくば市。「ホテル日航つくば」は、そんな国内外から注目をあびる街の中心に位置する、洗練された空間と伝統あるホスピタリティが魅力のホテルだ。

「育てようSDGsの木」をスローガンに、持続可能な社会を目指す活動に力を注ぐ当施設は、2023年6月23日にSDGsを実践する国内宿泊施設の国際認証「Sakura Quality An ESG Practice(通称:サクラクオリティグリーン)」において、「4御衣黄ザクラ」を取得。この評価は、5段階評価の上から2段階目「Regenerative(顧客が増える程、地域環境をより良くする施設)」のカテゴリーに属することを意味するものである。

具体的な活動としては、家庭で余った缶詰やレトルト食品などの寄付を募る「きずなBOX」の設置や、ペットボトルキャップの回収など。さらには、茨城県に生息する絶滅危惧種「ツクバハコネサンショウウオ」をプリントしたTシャツを着用しての接客といったユニークな取り組みも行われている。

一つひとつの小さな取り組みの継続による、大きな目標達成への貢献を目指す当施設。滞在中に目にする細やかな配慮やより良い社会を見据えた活動の数々は、私たちのSDGsへの意識をより高めてくれるだろう。

住所 茨城県つくば市吾妻1丁目1364-1
HP https://www.nikko-tsukuba.com/
各種予約サイト

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4. 旧小林邸ひととき(つくば市筑波)

旧小林邸ひととき

引用元:旧小林邸ひととき

「余白を楽しむ」

最小限のリノベーションによって、代々受け継がれてきた邸宅の雰囲気が色濃く残された「旧小林邸ひととき」には、旅館のような贅沢なサービスはない。そこにあるのは1,600坪の広大な敷地、明治25年築の母屋、栗林や竹林、そして、沢山の余白。

開けた土地に位置する旧小林邸から望めるのは、広い空と美しい地平線。建物に足を踏み入れれば、そこには木造ならではの落ち着きある空間が広がっている。筑波の自然と歴史ある木造建築で過ごす時間は、読書や考え事に没頭するひととき、さらには都会を離れた一人旅やワーケーション、家族水入らずの滞在にも最適だ。

余白時間をどう埋めるかは、あなた次第。自然の安らぎや豊かさ、歴史の重みを感じる空間での滞在をとおして、恵まれているはずの日常の中で感じる息苦しさから解放されてみてはいかがだろうか。

住所 茨城県つくば市筑波937
HP https://tsukuba-hitotoki.com/#top
各種予約サイト

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5. HOTEL(TEN)(結城市結城)

HOTEL(TEN)

引用元:HOTEL(TEN)

古代に地名を成し、中世に城下町として成立した歴史ある街、結城。この地に街をまるごと楽しむ一棟貸しの宿として誕生したのが、築90年の町家を改装した宿「HOTEL(TEN)」である。

「街と人をいい塩梅につなぐ」をコンセプトとしているこちらの施設。チェックイン場所と宿泊棟は分散しており、宿へと続く路地裏を歩くわずか1分の間にも、結城の街が醸し出す趣ある雰囲気を味わうことができる。

通りから奥まった場所にある宿には静かな時間が流れ、二階からは見世蔵や鬼怒川の伏流水で仕込む酒の醸造所、結城紬の工房などが並ぶ結城の街を望める。別棟にはコワーキングスペースもあるため、仕事での滞在にもおすすめだ。

土間の台所、板塀で囲まれたえんがわなど、古き良き日本の風景が広がる「HOTEL(TEN)」。家族や仲間と賑やかなひとときを過ごすもよし、ひとりでゆっくり読書やお酒を楽しむもよし。思い思いの過ごし方で、人との縁や土地との縁を味わってほしい。

住所 茨城県結城市結城162-1
HP https://hotelten.studio.site/
6. 大洗キャンプ場・大洗サンビーチキャンプ場(東茨城郡大洗町)

大洗キャンプ場・大洗サンビーチキャンプ場

引用元:大洗キャンプ場・大洗サンビーチキャンプ場

日本の名松百選や森林浴の森日本百選に選ばれた広大な松林の中に位置する「大洗キャンプ場」。そして、全国的にも希少な太平洋を眼下に眺める「大洗サンビーチキャンプ場」。海と山に囲まれた自然豊かな土地「大洗」の魅力を最もダイレクトに感じられる滞在スタイルといえば、やはりキャンプではないだろうか。

こちらの2施設には電源サイトや手ぶらで利用可能なキャンプサイトが整備されており、レンタルも充実しているため、キャンプ初心者でも気軽にアウトドア体験ができる。徒歩圏内には温泉施設もあるため、アクティブな滞在と癒やしの滞在を同時に楽しむことも可能だ。

清潔に保たれた炊事場では、使用する洗剤を環境にやさしいホタテパウダーに置き換えるアクションを実施。さらに、キャンプのマナー・ルールや自然環境への配慮を示す冊子「キャンプの教科書」の配布による利用者への啓発活動も行っている。

自然の中での洗剤や燃料の使用、ゴミの分別……。海と山を身近に感じられる大洗でのキャンプ体験は、人間の生活が環境に与える影響についてより深く考えるきっかけとなるに違いない。

住所 大洗キャンプ場:茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8231-4
大洗サンビーチキャンプ場:茨城県東茨城郡大洗町大貫町1212-57
HP https://www.oarai-camp.jp/page/page000006.html
Livhub編集部が考えるサステナブルな宿

本来「サステナブルな宿である」と断言するためには、根底からの課題意識を持ちつつ、環境・社会・経済、三要素全てに対して本質的な取り組みを行っている宿である必要がある。例えば、アメニティを自然素材のものに変え、持参を宿泊客に依頼するといったことも大事な取り組みの一つではあるが、それだけでサステナブルな宿と謳うには不十分だとLivhubは考える。我々が本質的にサステナブルな取り組みを行っていると考える宿は、例えばインドネシア・バリ島のエシカルホテル「Mana Earthly Paradise」だ。詳細が気になる方はぜひLivhubが取材した記事「バリ島ウブドに旅立とう。心で ”良さ” を感じるエシカルホテル「Mana Earthly Paradise」」をご確認いただきたい。

しかし日本において現状、そうした基準にかなう宿は正直かなり少ない。そもそも、環境・社会・経済の三要素全てに対してアクションするのはすごく難しいことであるのも事実だ。それゆえLivhub編集部では、環境・社会・経済もしくは思想のどれかにおいて特徴的なサステナブル要素がある宿を選定している。環境・社会・経済をより良い状態していくための力となる旅が、今後より多く日本に、そして世界中に増えていくことを願って、理想へ向かう過程をメディアとして応援しながら情報を発信していければと思う。

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宿紹介文執筆: 古川友理
編集: 石塚和人

※こちらの記事で取り上げている宿は、今後随時状況に応じて追加・編集する可能性がございます。サステナブルな取り組みを行っていると読者の皆様が感じる宿があれば、ぜひcontact@livhub.jpやLivhubの各種SNSのDMにてお気軽にご連絡ください。