朝にひとっ風呂浴びてから、仕事しよう!関東のおすすめ銭湯

一日を気持ちよくスタートするためにおすすめなのが、お仕事前の「朝風呂」。朝一でお風呂に入ってシャキッと目を覚ますことで、心身共にすっきりとした状態で仕事に取り組めます。

自宅のお風呂もいいけれど、たまには外に出て銭湯でひとっ風呂なんていうのはどうでしょう? 朝起きて、家から少し離れた街まで銭湯を目指し移動して、見慣れぬ街で風呂に入り、周辺でカフェでもみつけて仕事をすれば、ちょっとした旅やワーケーション気分も味わえます。

しかし、多くの銭湯は午後からの営業。早朝からやっている銭湯の数は、あまり多くありません。そこで今回は、関東にある早朝から営業しているおすすめの銭湯を厳選してご紹介していきます。気になる銭湯を見つけてぜひ足を運んでみてください。

1.燕湯(東京 上野)

上野駅から徒歩約10分の位置にある、レトロな雰囲気の銭湯「燕湯(つばめゆ)」。土日だけでなく平日も早朝6時から営業している貴重な銭湯です。

1950年の創業から今日まで引き継がれてきた古き良き銭湯で、懐かしさを感じるその建物は登録有形文化財に登録されています。

浴室には歴史を感じる富士山絵の壁や、富士山の溶岩で作られた岩山が。

朝風呂に入りにくる常連さん向けに、朝は湯の温度が46℃と高めに設定されているため、熱いお湯が好きな方には至福でしょう。熱々の朝風呂にサッと入っれば、1日を爽やかな気持ちでスタートできます。

毎週日曜には日替わりの薬湯も。毎週異なる薬湯を楽しめるので飽きません。

燕湯から徒歩3分のところにある卵料理専門店のカフェ「エッグベイビーカフェ」では、ニューヨーク郊外にあるようなオシャレな店内で、半熟卵サンドやプリンなどを楽しめます。カフェの中はお一人様でも入りやすい落ち着いた雰囲気で、無料Wi-Fiも利用可能。10時から営業しているので、燕湯での朝風呂後に、モーニングを食べながら作業するのもいいでしょう。

住所 〒110-0005 東京都台東区上野3-14-5
アクセス JR山手線御徒町駅南徒歩4分
営業時間 6:00〜20:00
公式HP https://spa-tokyo.net/z-t-tsu-ba-me/index.html/

2.萩の湯(東京 鶯谷)

「萩の湯(はぎのゆ)」は、朝6時〜9時の間で朝風呂営業をしている銭湯。JR鶯谷駅北口から徒歩3分なので、駅近でアクセスも抜群。

9階建てのビルの1〜4階が萩の湯になっていて、4階に女湯、3階に男湯、2階はお食事処、1階にはコインランドリーがあります。

浴室も広々としていて、都内の公衆浴場としては最大級の規模を誇ります。とても充実している銭湯ですが、公衆浴場なので入浴料は480円と格安。

炭酸泉、電気風呂、ジェットバスなど、スーパー銭湯顔負けの設備を揃えています。外気が気持ち良い大きな露天の岩風呂もあり、朝入ると頭がすっきりすること間違いなし。

入浴料とは別途、平日は200円、土日・祝日は250円のサウナ利用追加料金を支払えば、サウナの利用も可能。女湯にはお肌がつるつるになる塩サウナもあります。

萩の湯から徒歩4分のところにある「ドクターカフェ」は朝8時から営業。モーニングメニューが充実しているだけでなく、コンセントやWi-Fiも完備しているのでリモートワークに便利です。

住所 〒110-0003 東京都台東区根岸2-13-13
アクセス JR山手線鶯谷駅北徒歩3分
営業時間 6:00~9:00/11:00~25:00
公式HP https://haginoyu.jp/

3.東京浴場(東京 西小山)

品川区小山にある「東京浴場」は2020年7月にリニューアルした、ユニークな雰囲気のリノベーション銭湯。なんと朝5時から営業。

銭湯としては珍しく、電子マネーで入浴券などを購入可能。シャンプー、ボディーソープ、化粧水なども用意されているので、スマホ一つで身軽に足を運べます。西小山駅から徒歩1分と駅近なのでアクセスも抜群。

館内ロビーの壁には、銭湯とは思えないほどの圧倒される量の漫画や本が敷き詰められており、ゆっくりくつろぎながら読書ができます。

銭湯つきの漫画喫茶に居るような感覚で、有意義な時間を過ごせます。Wi-Fi、コンセント完備でパソコン作業も捗ります。

浴室には、ブランデー樽の珍しい水風呂が。お風呂も熱め〜ぬるめ、ジェットバスなど様々。リニューアル後も浴室は古き良き雰囲気が残されていて、ノスタルジックな気持ちになれます。

さらには、事前予約で利用できる一人用の個室サウナもあり、スマホを繋いで好きな音楽を流しながら、周りを気にせずソロサウナを楽しめます。朝風呂だけでなく、予約をすれば早朝サウナもできる希少な銭湯です。

住所 〒146-0062 東京都品川区小山6-7-2
アクセス 東急目黒線西小山駅
営業時間 5:00〜12:00 / 14:00〜26:00
公式HP https://245tokyoyokujo.com/

4.黄金湯(東京 錦糸町)

1932年創業以来、1世紀近くものあいだ愛され続けてきた、歴史ある銭湯「黄金湯(こがねゆ)」。JR錦糸町駅北口から徒歩6分の立地にあり、平日・日曜日は朝10時〜営業。

2020年にフルリニューアルし、銭湯らしさを残しつつも、ビアバー設備を設置するなどして新しい銭湯の形を実現。ビアバーでは、アナログレコードのBGMを楽しみながら、黄金湯オリジナルクラフトビールを堪能できます。

浴室には、高濃度炭酸泉や日替わりの薬湯に加え、熱めのお湯が好きな人にとって嬉しい43~44℃のあつ湯があります。

黄金湯の魅力はお風呂だけではありません。黄金湯の麦飯石(ばくはんせき)サウナは、サウナ激戦区の錦糸町の中でも群を抜いて質が高く、全国のサウナーから大好評。そして、男性のサウナエリアには深さ90cmの広い水風呂が設置されていて、のびのびとしながら全身をクールダウンできます。(水曜日は男女浴室入れ替えのため女性も利用可能。)

さらには、ランドリーやドミトリータイプの宿泊設備も完備されているため、銭湯でリラックスしてビールを堪能したら、そのまま眠りにつく…なんて贅沢なこともできてしまいます。泊まりワーケーションにとてもおすすめ。

黄金湯は錦糸町駅の北口にありますが、反対の南口から歩いて5分ほどのところには、ノマドスペース付きのカフェ「Moxy Cafe&Bar モクシー東京錦糸町」があります。マリオット系列のデザイナーズホテル「モクシー東京錦糸町」の中にあり、宿泊客以外でも利用可能。海外のホテルラウンジで作業しているような高揚感を感じられます。24時間開放されているので、時間を気にせず利用できるのも嬉しいポイント。

住所 〒130-0012 東京都墨田区太平4-14-6
アクセス JR総武線錦糸町駅北徒歩6分
営業時間 10:00〜24:30
公式HP https://koganeyu.com/

5.今井湯(神奈川 川崎)

川崎市の地元民に愛されている今井湯は、東急東横線の武蔵小杉駅南口から徒歩8分の立地にあります。平日・土日祝日ともに朝7時から年中無休(臨時休業日を除く)で営業。毎日朝風呂を利用できるとても貴重な銭湯です。

平日は150円、土日祝日は200円のサウナ利用料金を支払えば、男女共にサウナの利用が可能。入浴料が490円と破格なうえ、バスタオルが80円、タオルが20円でレンタルできるので、手ぶらでも利用しやすいでしょう。

浴室には、約40℃の熱めのお湯からゆっくり浸かれるぬるめのお湯まで、温度別に3種類のお風呂があり、好みやその時の気分によって使い分けられます。今井湯では、肌への刺激が少なくしっとりとした入浴感が特徴の軟水を使用していて、お肌もすべすべに。

今井湯のすぐそばには、「中原平和公園」という広々とした公園があり、敷地の外周に緑道が整備されているので、朝風呂後のウォーキングを楽しむのもいいですね。

武蔵小杉駅前にはショッピングモールの「ららテラス」があり、お洒落なお店が沢山入っています。スターバックスも入っているので、銭湯の前後に利用すればちょっとしたワーケーション気分が味わえるかも。

今井湯から徒歩14分歩いたところには、コミュニティースペース「となりの.」があり、1オーダー+110円で2時間まで電源・Wi-Fi付きのコワーキングカフェスペースを利用できます。落ち着いた雰囲気の中、集中して作業したい方におすすめ。

住所 〒211-0064 神奈川県川崎市中原区今井南町34-25
アクセス 東急東横線武蔵小杉駅南徒歩8分
営業時間 7:00〜24:00
公式HP https://www.imaiyu.com/

6.ふくの湯(東京 千駄木)

平日は朝11時から、土日・祝日は朝8時から営業のため平日の仕事前に朝風呂とはいかないかもしれませんが、昼休みにひとっ風呂には最適な銭湯「ふくの湯」。

東京メトロ南北線の本駒込駅から徒歩7分の立地にあり、1972年に開業して以来、長らく地元のお客さんたちから愛され続けている文京区を代表する銭湯の一つ。和モダンな外観がおしゃれな雰囲気を醸し出していて、若者からの人気も高いです。

2011年のリニューアルでは風水の考えを用いて、七福神をモチーフとした「ご利益のある銭湯」として生まれ変わりました。「ふくの湯」という名前もまるでパワースポットのようですし、ふくの湯のお湯に浸かれば、仕事運のアップが期待できるかも..?

浴室は、「大黒天の湯」と「弁財天の湯」の2つがあり、毎週男女の浴室が入れ替わるシステム。「大黒天の湯」の壁には金色のモザイクタイルに松の絵が描かれていて、縁起の良さを感じるような雰囲気。「弁財天の湯」の壁には色鮮やかな富士山の絵が描かれています。

入浴料は480円で、レンタルバスタオルとレンタルタオルのセットを100円で借りられるので、朝のお散歩ついでに手ぶらで出向くなんてことも可能。10枚綴りで4400円の都内共通入浴券も利用できます。

営業時間内であれば荷物預かりにも対応しているため、ふくの湯で荷物を預けて、周辺をランニングしてからひとっ風呂浴びることもできます。ふくの湯から徒歩6分のところには駒込公園があり、ランニングの休憩スポットとしても重宝します。

住所 〒113-0022 東京都文京区千駄木5-41-5
アクセス JR中央線西荻窪駅南徒歩1分
営業時間 11:00~24:00 土日祝8:00〜24:00
公式HP https://spa-tokyo.net/z-t-fukunoyu/index.html/

まとめ

下町情緒をたっぷり堪能できる古き良き銭湯から、時代に合わせて変化を遂げてきたリノベーション銭湯まで多種多様な銭湯をご紹介しました。

自宅の湯船では味わえない開放感や、体を芯まで温められるのが銭湯の魅力。朝から銭湯に入ると贅沢な気分も味わえるので、とてもよい気分転換になります。

いつもより早起きができたときや、眠くてどんよりした気持ちをリフレッシュしたいときは、ぜひ朝風呂で心身をシャキッとさせて、気持ちの良い朝を過ごしてみてください。

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