青森県のサステナブルなおすすめ宿・ホテル7選(奥入瀬、十和田、津軽)

「旅にでよう!」そう思い立ち、なんとなく行き先を決めた後についてくるのが「どこに泊まろう?」という問題だろう。

アクセス、値段、部屋のタイプ、周辺のお店や体験、ご飯、お風呂、空間や建築の心地よさ、評価、サステナビリティに対する取り組み。検討すべき項目が多すぎて検索を始めてから予約まで気づくと1〜2時間経っているなんていうこともよくある。

そんな数多ある宿・ホテルのなかから、旅の力を信じるトラベルライフスタイルマガジン「Livhubでは今回、「サステナブル」という言葉に関連するようなおすすめの宿やホテルを選定した。今後47都道府県のおすすめな宿を選定し記事にしていく予定だ。

今回紹介するのは青森県のLivhubおすすめの宿7つ。それぞれ紹介していく。

1. 酸ケ湯温泉旅館(青森市荒川)
酸ヶ湯温泉旅館

引用元:酸ケ湯温泉旅館

酸ヶ湯(すかゆ)は、江戸時代からの湯治場として300年以上の歴史を誇る、青森県の名湯。酸ケ湯温泉旅館は、八甲田連峰の西麓、標高約900mの高地に位置し、四季折々に彩られる八甲田山の絶景を楽しめる湯宿だ。昭和29年に、環境が整った優れた温泉地として「国民保養温泉地第1号」に指定された。

名物・総ヒバ造りの混浴大浴場「ヒバ千人風呂」は、熱の湯・冷の湯・四分六分の湯・湯滝など4つの異なる源泉がある。柱が一本もない160畳の大空間には、湯けむりがこんこんと舞い、白濁とした湯がたっぷりと注がれている。そこはまさに、古くから続くかつての湯治場。時代を跳び越えた圧倒的な雰囲気に包まれている。日帰り入浴も可能で、8:00〜9:00は女性専用時間となる。混浴に抵抗がある女性の方は、売店で湯あみ着を販売しているので購入しよう。

また、男女別に入れる小浴場「玉の湯」もある。こちらは源泉が異なるが、ヒバ千人風呂と同じく白濁湯。女性用のお風呂には、ヒバ造りのシャワーもある。5つの源泉の泉質は、全て酸性・含硫黄泉。「療養に適した温泉」(療養泉)として効能が認められている。

客室は、多彩な滞在用途に対応した、全139部屋。旅館棟には、ベッド付き洋室や昔ながらの和室もある。食事付きのプランは、地元青森の旬の食材をふんだんに使用した「旅館食」と、多すぎず程よい5〜6品の日替わり料理が楽しめる「湯治食」を選べる。湯治棟にある長期滞在向けの客室には炊事場も併設され、自炊しながらの滞在も可能だ。

青森の秘湯として有名な酸ヶ湯。友人同士やカップル、家族で温泉旅もいいが、夫婦やひとりでゆったり湯治をするにもおすすめの宿だ。

住所 青森県青森市荒川南荒川山国有林酸湯沢50番地
HP https://sukayu.jp/
各種予約サイト

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2. 黄金崎不老ふ死温泉(西津軽郡深浦町)
黄金崎不老ふ死温泉

引用元:黄金崎不老ふ死温泉

世界自然遺産・白神山地の麓、日本海に沈む夕陽を一望できる景勝地・黄金崎に建つ一軒宿。海岸と一体化したひょうたん型の露天風呂は「他では味わえない絶景と開放感が楽しめる」と、全国各地から多くの温泉ファンを集める。

源泉かけ流しの海辺の露天風呂は、海と空に溶け込むような解放感。特に、宿泊者だけが入浴できる夕暮れ時は空の色が徐々に変わり、風景が黄金色に包まれるなか潮騒に耳を澄ませ、沈みゆく夕陽を眺める至福の時間を味わえる。露天風呂を含む3つの風呂の泉質は、含鉄-ナトリウム-塩化物強塩泉。いずれの湯も茶褐色をしており、源泉かけ流しでいただける。「ここで養生すれば、老いたり弱ったりしない」という言われのある湯に心ゆくまで心身を預けたい。

モダン和室、和室、洋室の3タイプある客室の全室が日本海側に面しており、窓からは目の前に広がる大海原を眺めることができる。

提供する海産物のほとんどは、地元の網元から直接仕入れ。確かな目利きで厳選された新鮮な海の幸を、素材の味を引き出すシンプルな調理方法で味わうことができる。飾らない漁師町ならではのお料理をぜひ堪能して。海の幸のみでなく、深浦産・青森産の食材にこだわり、米や肉、野菜などもできるだけ地元産のもので提供している。

住所 青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15
HP https://www.furofushi.com/
各種予約サイト

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3. ゲストハウス「yamaju」(十和田市奥瀬)
yamaju

引用元:ゲストハウス「yamaju」

「あずましい湖を楽しむうつわ」。南部弁で「気持ちいい、 ゆったりする」という意味の「あずましい」。yamajuは、何もしない贅沢をあなたに届けたいという思いで運営されているゲストハウスだ。

青森県と秋田県にまたがる十和田湖畔の小さな集落にあり、メンバー登録制のコワーキングスペースと中長期滞在者専用(4泊以上限定)の宿を営んでいる。不定期でカフェやギャラリー、雑貨屋さんに変身し、講談や音楽ライブ、アート作品の展示会などが開催されることもある。

また、湖畔の”あずましい”時間を最大限に満喫できるよう、様々なサービスも用意されている。1500年以上前からこの地域で作られている篠竹細工のお弁当箱に入ったピクニックセットや、チェアやブランケットの貸し出しをしている。また、湖畔で読んでもらいたい本の選書も行っている。

ゲストルームは、定員1名〜4名まで泊まれる3タイプ。トイレや洗面所は共用となり、洗濯機や乾燥機、キッチンも備える。徒歩3分の場所に温泉宿があるため、日帰りで温泉に浸かることもできる(※冬季休業あり)。1階にある共用スペースには、授乳やおむつ替えのためのスペースがあり、子連れ利用ができるのもうれしいポイントだ。

メンバー登録制のコワーキングスペースは、平日のみの利用で、要予約。yamajuは、少し腰を据えて、暮らす感覚で仕事をしたい人におすすめの場所だ。日常生活では出会えない環境の中、どんなアイデアが浮かぶだろう?

住所 青森県十和田市奥瀬十和田湖畔休屋486
HP https://yamaju-laketowada.jp/
4. 民宿 春山荘(十和田市大字奥瀬)
春山荘

引用元:民宿 春山荘

春山荘は、「採れたて」「新鮮」「旬の食材」にこだわり、昔ながらの良さをおすそわけしてくれる民宿。日本人が長い間大切にしてきた自然の営み「自給自足」。宿のおじいちゃんは、訪れるゲストにこの土地で自然に採れる食材を旬の時季に食べてもらおうと、自ら管理する畑で、ほうれん草や大根、さやえんどうなどの野菜を育て、宿の料理で提供している。

そして、十和田湖・奥入瀬渓流周辺を旅したら、ぜひ食べたいのがヒメマス。春山荘では、漁師の手によって釣り上げられた、活きのよいヒメマスを使った料理が名物だ。脂がのっていながらもくどさや川魚特有の臭みもなく、風味の繊細さと奥深さを感じられる。近年『幻の魚』と呼ばれるようになったヒメマスを、春山荘では年中塩焼きやお刺身でいただける。

四季折々の山菜が楽しめ、その日に採れる山菜によって食事のメニューが変わるのもお楽しみ。「山を歩いてみたい」「山菜採りを体験してみたい」という方は、ぜひ女将に声をかけてみて。タイミングがあえば山菜取りを一緒にできるかもしれない。

客室は、和室6畳と8畳の2タイプ。窓を開ければさわやかな風が部屋を吹き抜け、座敷にゴロンと横たわればどこか懐かしさを感じる空間だ。夜はぜひ十和田湖畔温泉の湯に浸かって、心身ともにリラックスを。

自然素材ならではの生命力あふれる料理で体を満たし、湖と畑、自然をつなぐおじいちゃんの知恵に触れる。そんな滞在をしてみては?

住所 青森県十和田市大字奥瀬字十和田湖畔休屋5-1
HP http://syunzansou.com/
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5. ランプの宿 青荷温泉(黒石市大字沖浦)
ランプの宿 青荷温泉

引用元:ランプの宿 青荷温泉|楽天トラベル

南八甲田の自然に囲まれたランプの宿。昭和4年に開湯した、秘境青荷渓谷の渓流沿いに本館と3棟のはなれが散在する青荷温泉。なんと電気が通っていない。電気も電波も届かない「圏外の宿」だ。電力が微弱なためドライヤーが使用できないのも、この宿ならでは。

温泉は、混浴の「露天風呂」の他、男女別の「健六の湯」「本館内湯」「滝見の湯」の計4つ。各風呂共に夜はランプの明かりだけが頼り。幻想的な雰囲気に包まれながら、肌にやわらか単純泉に浸かる。日帰りでの利用も可能だ。

朝夕の食事は大広間で。ランプだけが灯された暗闇の中でいただく夕食は、特別な記憶に残ることだろう。旬の山菜や川魚など、山の幸を中心としたお料理が提供される。

部屋にはテレビやコンセントもなく、もちろん夜はランプの明かりだけ。電気が当たり前の生活を送っている現代人には不自由さを感じるかもしれないが、山小屋での宿泊やキャンプでのテント宿泊を想像すると、何だかワクワクした非日常な時間にも思えてくる。冬季は特に、日没後の夜の時間が長くなる。その時間、ランプの明かりの下で誰と、どんな話をしようか。あるいは、ひとりで何かに想いを馳せようか。

なお、宿泊料の支払いや売店での購入は、クレジットカード・電子マネー等での決済は利用できないため、訪れる際はご注意を。

住所 青森県黒石市大字沖浦字青荷沢滝ノ上1の7
HP https://www.aoninet.com/pc-index.html
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6. こもる 五所川原(五所川原市梅田)
こもる 五所川原

引用元:こもる 五所川原|楽天トラベル

津軽の中心に位置する青森県五所川原市。東に梵珠山(ぼんじゅさん)、西には岩木山を源流とする岩木川を抱く津軽平野。昭和の文豪として有名な太宰治の出生地でも知られ、五所川原には太宰の生家がある。「こもる 五所川原」は、雪深い津軽にある、築60年の民家を改築した客室5部屋の小さな宿。1000㎡の敷地内には四季を感じられる庭園があり、静謐な場所で自分と向き合う時間を提供してくれる。

客室は部屋ごとに間取りが異なり、枯山水の坪庭や床の間があるなど、落ち着いた和の空間になっている。客室にテレビやトイレ、お風呂はなく、お風呂は交代制の共有風呂となる。全5室を11名までで借りる一棟貸しもでき、家族や友人、ビジネスでの利用も可能だ。

朝食は、2段のわっぱとお味噌汁が提供される。持ち運びできるので、部屋で食べたり坪庭で食べたり、その日の天候や気分で好きな場所で楽しめる。夕食は、青森の土地ならではの旬の食材を使った一汁二菜の伝統料理。宿には畑があり、そこで収穫された野菜や津軽でとれる食材を中心にしたメニューになっている。好きな時に紫蘇ジュースやりんごジュース等の季節の自家製ドリンクやお酒が用意されているのもうれしい。

宿にこもり、自分と向き合う時間。この時間を終え日常に戻る時、来る前の自分とどのような変化が生まれるだろう。

住所 青森県五所川原市梅田字福浦40-1
HP https://komoru.jp/
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7. 星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル(十和田市大字奥瀬)

星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル引用元:星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル

十和田八幡平国立公園に属す奥入瀬渓流の畔に建つ、唯一のリゾートホテル。清流と苔むした岩や落葉広葉樹の森が広がり、季節によって瑞々しい新緑、錦秋の森、雪と氷の世界が広がる。その景観は特別名勝、天然記念物にも指定されている。

客室は全187室。渓流の景色を堪能できる客室温泉のある渓流スイートルーム、渓流を望む半露天風呂付の渓流ツインルーム、渓流や雄大な自然を間近に感じられる、渓流に面した和室の3タイプがある。いずれも定員5名だ。

夕食は、品格ある料理と銘醸ワインが堪能できるレストランで。季節ごとに旬の食材を使用し、素材の味を生かしながらも、青森らしさを表現したフランス料理をコースで楽しめる。朝食はビュッフェスタイル。冬季限定で、渓流沿いのテラスに用意された、ぽかぽかと暖かく快適な空間でいただく「渓流ブイヤベースの朝食」の用意も。朝から、魚介の旨味がぎゅっと凝縮されたブイヤベースとソムリエ厳選のワインを味わえる。

星野リゾート 奥入瀬渓流ホテルでは、国立公園内の自然を楽しむアクティビティメニューが豊富だ。ホテルと奥入瀬渓流の中流エリアを結ぶ無料のシャトルバスで中流エリアまで行き、徒歩で散策を楽しむのも良いだろう。ネイチャーガイドと一緒に、渓流の中流域を2時間20分ほどかけてゆっくり歩くガイドウォークもできる(いずれも開催期間は要確認)。

渓流の音、土や木々の匂いの中、胸いっぱいに奥入瀬の空気を吸ってみたい。自分自身が浄化されていくのが想像できる。

住所 青森県十和田市大字奥瀬字栃久保231
HP https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/oirasekeiryu/ 
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Livhub編集部が考えるサステナブルな宿

本来「サステナブルな宿である」と断言するためには、根底からの課題意識を持ちつつ、環境・社会・経済、三要素全てに対して本質的な取り組みを行っている宿である必要がある。例えば、アメニティを自然素材のものに変え、持参を宿泊客に依頼するといったことも大事な取り組みの一つではあるが、それだけでサステナブルな宿と謳うには不十分だとLivhubは考える。我々が本質的にサステナブルな取り組みを行っていると考える宿は、例えばインドネシア・バリ島のエシカルホテル「Mana Earthly Paradise」だ。詳細が気になる方はぜひLivhubが取材した記事「バリ島ウブドに旅立とう。心で ”良さ” を感じるエシカルホテル「Mana Earthly Paradise」」をご確認いただきたい。

しかし日本において現状、そうした基準にかなう宿は正直かなり少ない。そもそも、環境・社会・経済の三要素全てに対してアクションするのはすごく難しいことであるのも事実だ。それゆえLivhub編集部では、環境・社会・経済もしくは思想のどれかにおいて特徴的なサステナブル要素がある宿を選定している。環境・社会・経済をより良い状態していくための力となる旅が、今後より多く日本に、そして世界中に増えていくことを願って、理想へ向かう過程をメディアとして応援しながら情報を発信していければと思う。

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宿紹介文執筆: 和田麻美子
編集: 明田川蘭&飯塚彩子

※こちらの記事で取り上げている宿は、今後随時状況に応じて追加・編集する可能性がございます。サステナブルな取り組みを行っていると読者の皆様が感じる宿があれば、ぜひcontact@livhub.jpやLivhubの各種SNSのDMにてお気軽にご連絡ください。