家でひとり黙々と仕事をする。休憩はTVをつけて、毎日会社に通っていた頃には見られなかったTV番組を見て、クスッと笑ったり。しかしがらんとした部屋には、自分ひとりだけ。
パソコン作業でちょっとした疑問がでたら隣の人にすぐ聞くことも、誰かとランチに行くことも、仕事の合間の雑談も在宅ワークではできない。
「じゃあ、どっかに出かけよう」
そう。出かけてしまえばいい。仕事ができる場所は家だけじゃない。
訪れる地によっては、自然をこれでもかと感じられ、温泉に浸かれば体が癒される。そして、誰かとの少しの会話で笑顔になれる。いつもとは違った環境が、何かを変えてくれるのだ。
今回は「温泉」をテーマに、東京から90分ほどで行けるワーケーションにもおすすめな宿を6つ、ちょっぴり足を伸ばして温泉をメインに仕事も可能な宿を3つ紹介する。
東京から約90分で行ける温泉宿
平日に行くのだからあまり遠いと足を伸ばせない・・・といった方のために、箱根をはじめ足柄エリア、秩父などの埼玉、そして東京で宿泊ができてすばらしい温泉をもつ宿を厳選した。
1. あしがらの温泉「おんり~ゆ~」
森の中でひっそり、湯温が心地いい露天風呂に浸かってのんびり。浴槽に敷き詰められた岩の天然椅子に腰をかけて本や雑誌を読む。前を見ても、横を見ても、上を見上げても木々に包まれた温浴が叶う。冬は寒いからあつ湯へ。暑くなったら隣のぬる湯へ。交互浴で何時間だって入っていられる。こんな場所、東京近郊にあったんだ。
神奈川県の南足柄にある温泉「あしがら おんり〜ゆ〜」。都内から車で約90分ほど。位置的には箱根と御殿場の手前と言ったら分かりやすいだろうか。こちらに行き着くまで、森の中に入っていくがその道のりも良い。近くに大きな敷地をもつ大雄山最乗寺があり、お寺を横目に温泉へ行く。何なら温泉に入る前に立ち寄って、パワーをもらうのもいいかもしれない。
温泉は無色透明。1,500 万年前の地層から湧き出た、単純硫黄泉。pH9.5のアルカリ性で、やわらかな泉質が特徴。残念ながらかけ流しではないが、それを超える「森林浴」というすばらしい環境が待っている。「ここが神奈川なのか?」と思うと、さらに森林浴のありがたみに浸れるはず。
こちらの施設は、日帰り温泉がメインではあるが、宿泊もできる。露天風呂付き和室4部屋と、ベットタイプの洋室1部屋を完備。ワーケーションで訪れるなら早めに行って、まず大浴場を堪能してからチェックインがおすすめ。昼の心地いい風が感じられる露天風呂、夜の静かな露天風呂、そして朝の生き生きとした木々に囲まれた露天風呂3つの「森林浴」でリトリートしてほしい。滞在中はコーヒーがフリーで楽しめるのもうれしい。ロビーやカフェにWi-Fiがあり、部屋にもWi-Fiがあるが少し接続が弱いこともあるため、気になるかたはポケットWi-Fiなどの持参をおすすめする。時折、施設で開催されているヨガ講座もお見逃しなく。
住所 | 〒250-0121 神奈川県南足柄市広町1520−1 |
アクセス | 伊豆箱根鉄道「大雄山駅」より無料送迎バスで約8分 小田急小田原線「開成駅」より無料送迎バスで約30分 |
営業時間 | チェックイン15:00/チェックアウト11:00 大浴場10:00〜20:00 |
公式HP | http://only-you.sakura.ne.jp/wp/ |
泉質 | 単純硫黄泉 |
各種予約サイト | ※下記リンク経由で予約した場合、当メディアに紹介手数料が入ります。予約者の方に追加の費用負担は発生致しません。本手数料は、社会を良くするメディア運営を持続的に行うための資金として大切に活用させていただきます。 楽天トラベル、じゃらん |
2. 天山湯治郷「逗留湯治 羽衣」
箱根の日帰り温泉といえば、一番に名前が挙がるのではないだろうか。天山湯治郷は2つの温泉処をもつ。「ひがな湯治 天山」と「かよい湯治 一休」。多くの観光客は天山の方に訪れるが、雰囲気をあじわいたいなら天山、静かにゆったり湯治を楽しみたいなら一休だ。
「天山」の名物は、外の4〜5つ程ある野天風呂。女湯には洞窟風呂もあり、ちょっぴり深め。立ったまま入って、天然の岩で作られた洞窟の中に入っていく。岩肌に「子宝洞」と書いてあり、お地蔵さまが祀られている。建物はすべて風情ある造りで、古くの湯治場が現代に現れたようなそんな佇まいだ。洗い場と内湯は外とつながっており、冬場は「寒い寒い」と言って入る。急いで身体を洗って、内湯に入ると、その熱さに驚く。大抵の人が熱くて入れず断念。一番手前の露天風呂にかけ込む。あたたかくなったら、奥にある野天風呂を何個かめぐる。サウナもあり、男湯には塩を体に揉み込んで入る窯風呂もあるので、ぜひ。
一方、「一休」の温泉はシンプルにいい。簡素な造りにしてこそ贅沢。大きめの檜風呂に、ただひたひたと湯があふれているだけの湯小屋だ。温泉通の人はこちらの方が好きなのでは。男湯の方は、目の前に箱根の山々を望めるロケーション。女湯は岩肌に流れる滝を眺めながらの露天風呂。こちらもいい。天山の方が人でごった返している時は、ぜひこちらに立ち寄ってみて。
そして、敷地内にある宿泊処が、「逗留湯治 羽衣」。全8室のシンプルなお部屋は、全て谷川を見下ろせ、せせらぎの音が心地よい空間だ。全室洗面・シャワートイレ付なのもうれしい。そして何を言おう、宿泊すれば天山と一休に入り放題なうえ、宿の源泉かけ流しの温泉を一晩中堪能できる。食事は、玄米や野菜中心の身体にやさしいメニューが提供される。
泉質はナトリウム塩化物泉と、pH9.7のアルカリ性単純泉の2種類。一滴の水も加えない、源泉かけ流しをいただける。風情も然り、泉質も良い。だから人気なのだと納得させられる。
住所 | 〒250-0312 神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋208 |
アクセス | 小田急電鉄「線箱根湯本駅」ロータリーより旅館送迎シャトルバスあり |
営業時間 | チェックイン15:00/チェックアウト11:00 [天山]9:00〜23:00(最終入館22:00) [一休]平日11:00~20:00(最終入館19:00)、土日祝11:00~21:00(最終入館20:00) |
HP | http://tenzan.jp/ |
泉質 | ナトリウム塩化物泉、アルカリ性単純泉 |
3. 箱根リトリート före
箱根でリトリートと言ったら、ここ。北欧リゾートを感じさせる、シックでモダンな雰囲気のföre(フォーレ)。温泉宿でもホテルでもない、進化型のリゾートスタイルをあじわえる。
箱根湯本駅からバスに揺られること約30分。仙石原は、湯本とは違って緑が広がる山々を望める環境だ。大涌谷や強羅にも近く、湯本の透明な湯とは違って白濁した温泉を引く宿も多い。こちらの宿も少し白濁とした濃厚な湯。温泉の場所までは、森の中のちょっぴり斜めになった廊下を少し歩く。すると現れる、豊かな緑に包まれた「onsen f」の文字。
辺りは、小鳥のさえずりが響き、耳をすませば聞こえてきそうな木々や葉っぱの音。森の香り漂う静寂の中で、湯に浸かる。大浴場の内湯は、半露天スタイルでこれがまた心地いい。日帰り湯はやっておらず、宿泊者限定という点もゆったりできていい。ただ露天風呂は真水となる。仙石原近郊の湯は、少し泉質が強いと感じる人もいるかもしれない。そうした心づかいもこの宿の特徴だ。
館内には、本格オリジナルブレンドコーヒーや天然酵母パンを楽しめる「cafe & lounge」、開放的なテラス「free bird & テラス」、集中して作業したい方に「会議室」も完備。どのスペースでも作業することができ、箱根でゆったりワーケーションしたい方におすすめだ。
客室は、薪ストーブが設置されたデラックスルームや、作業しやすい机と椅子、おしゃれなライトを備えた部屋など。館内施設でも、お部屋でも作業が捗りそうだ。
仕事が終わったら、薪火を活かした地産地消フレンチや、厳選された食材だけを使い美しく仕立てた日本料理をいただこう。少し贅沢に、おしゃれなワーケーションをしたい方におすすめの宿だ。
住所 | 〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1286−116 |
アクセス | 小田急電鉄「線箱根湯本駅」か「小田原駅」より箱根登山バス 「仙石原案内所」「ガラスの森」のバス停~ホテル間無料送迎バスあり |
営業時間 | チェックイン15:00/チェックアウト11:00 |
HP | https://www.hakone-retreat.com/hotel/ |
泉質 | ナトリウム塩化物温泉 |
各種予約サイト | ※下記リンク経由で予約した場合、当メディアに紹介手数料が入ります。予約者の方に追加の費用負担は発生致しません。本手数料は、社会を良くするメディア運営を持続的に行うための資金として大切に活用させていただきます。 楽天トラベル、じゃらん |
4. いこいの村ヘリテイジ美の山
秩父の長瀞の山々を見渡せるロケーションに位置。東京から約90分ほど、運が良ければ雲海を拝むことのできる貴重な宿だ。春は桜やポピーの花々を、秋には紅葉と四季折々の絶景を望める。こちらの宿では、その立地を活かした豊富なアクティビティが用意されている。山頂に訪れる「雲海ツアー」や、ランタンを灯して敷地内を散策する「ナイトウォーク」、「星空鑑賞」、そして秩父路の冬の観光スポットとして人気の「氷柱ライトアップツアー」など、どのツアーも魅力的だ。
山々を一望できる大展望風呂もおすすめ。こちらの湯は、熊谷市の「ときの湯」の天然温泉水を使用した、運び湯。残念ながら運び湯でも、それを感じさせない高張性の塩化物泉は、体を芯からぽかぽかにしてくれる。何よりも眼下に広がる秩父連山をはじめ、遠く上越や日光の山々までも一望できる温泉は、都内近郊にはそうそうないだろう。
ワーケーションで利用する際は、2021年8月オープンしたばかりの「森のラウンジ」で作業が可能だ。木々に囲まれた自然の中にドーム型シェードが張られ、机とベンチが用意されている。外だが、Wi-Fiや電源も完備。休憩はリクライニングできるコールマン製レイチェアに腰をかけて、おむすびサンドや武州豚かつサンドなどの軽食や、コーヒーや秩父雲海クリームソーダなどのドリンクを頼もう。
仕事が終わったら、ビールを頼んで疲れを癒して。食事類はいずれもスタッフの方が森のラウンジまで運んできてくれる。冬場はさすがに外での作業は寒い。作業机を用意したお部屋や館内の「雲海ラウンジ」でもリモートワークは可能だ。客室は、スタンダードな和室や洋室、特別室がある。
HPやクチコミを見ると、花火が打ち上がる季節があるそう。コロナ禍で近年花火を見られていない年がつづくので、大変うれしいサービスだ。ワーケーションがてら、温泉を満喫して雲海や自然ツアーと宿をフルに堪能してみてはいかがだろう。
住所 | 〒369-1412 埼玉県秩父郡皆野町皆野3415 |
アクセス | 西武鉄道「西武秩父駅」より送迎あり 秩父鉄道「皆野駅」より送迎あり ※予約制 |
営業時間 | チェックイン15:00/チェックアウト10:00 |
HP | https://www.ikoinomura-minoyama.jp/ |
泉質 | ナトリウム-塩化物温泉(高張性・弱アルカリ性温泉) |
各種予約サイト | ※下記リンク経由で予約した場合、当メディアに紹介手数料が入ります。予約者の方に追加の費用負担は発生致しません。本手数料は、社会を良くするメディア運営を持続的に行うための資金として大切に活用させていただきます。 楽天トラベル、じゃらん |
5. おがわ温泉 花和楽の湯
埼玉県比企郡小川町にある、宿泊施設が併設された温泉施設。ここは日帰り温泉が専門だが、2021年10月にワーケーション利用にと1泊で丸2日館内利用可能なプランが登場した。チェックイン当日の開店10:00から、チェックアウト日の閉店22:00まで施設の利用が可能なため、2日間しっかり仕事に集中できる。
東京から程近く、和モダンな佇まいのこちらでは、埼玉県小川町に湧出したph10.0の強アルカリ性単純泉をいただける。「美人の湯」と称され、 余分な角質を取り除きお肌にうるおいを与えてくれる。湯船の中のお湯は、いつも新鮮。毎日の清掃施業で浴槽の湯を全て入れ替えている。行くたびに新たな源泉に入れるため、その時々匂いや質などが異なる。うれしい配慮だ。
また、5種類の鉱石を楽しめる岩盤浴も完備する。「麦飯石」「瑪瑙」「玉石」「神黒石」「ゲルマニウム」などの鉱物をちりばめた岩盤浴場では、体を温め、疲れを和らげ、よりリラックスが期待できる。ロウリュウのサービスや、女性限定で岩盤ホットヨガも開催している。
部屋はシンプルな洋室。机やWi-Fiもあるため、作業するにも困らない。お休みは、シモンズ製のふかふかベッドでゆったり。宿泊の際は、地元の食材や地酒など、和食をメインにした料理もいただける。小川町の地元の味とやらを堪能して、プチ旅行気分をあじわって。
住所 | 〒355-0316 埼玉県比企郡小川町角山26番地2 |
アクセス | 東武東上線「小川町駅」徒歩約10分 |
営業時間 | チェックイン15:00/チェックアウト11:00(温泉10:00~22:00) |
HP | https://www.kawaranoyu.jp/ogawa/ |
泉質 | 強アルカリ性単純泉 |
<b各種予約サイト | ※下記リンク経由で予約した場合、当メディアに紹介手数料が入ります。予約者の方に追加の費用負担は発生致しません。本手数料は、社会を良くするメディア運営を持続的に行うための資金として大切に活用させていただきます。 楽天トラベル |
6. 秋川渓谷 瀬音の湯
東京はあきる野市にある「瀬音の湯」。夏はバーベーキューや魚釣りと多くの観光客が訪れる人気の地。季節によっては混んでいることもあるが、その人気のひみつは温泉の泉質にあった。
入れば、そのトロりとした湯に驚くだろう。それもそのはず、地下1,500mから湧き出た温泉はなんとpH10.1!無色透明のアルカリ性単純硫黄温泉で、ほのかに硫黄の香りがする。白濁のバキバキの硫黄泉ではないが、透明だけど濃厚。ひとたび入れば、源泉かけ流しの上質な温泉だと感じるだろう。
湯船の数は、露天風呂、内湯、サウナ、水風呂と施設の規模感からすると少ないが、浴室や館内は天井が高くとっても開放感がある。外から差し込む光を浴び、渓谷の山々に包まれながら浸かる湯も気持ちいいものだ。
温泉施設から50メートルほど歩くと、宿泊できるコテージがある。平屋建ての「デラックスタイプ」2棟と、2階建て「メゾネットタイプ」8棟の全10棟。ソファと机があるので、作業もできるだろう。1人1万円以下とリーズナブルに宿泊できる点が魅力。もちろんコテージにはWi-Fiも完備されている。
また、瀬音の湯のまわりにはキャンプ場が点在する。上級者向けだが、キャンパーなら温泉は瀬音の湯で、作業と寝床はキャンプでといったスタイルもおすすめだ。東京の奥多摩近郊は山深く「ここは東京なのか?」と思うほど自然に満ちあふれている。春は花々が出迎えてくれ、夏は川遊び、秋は紅葉など四季折々の楽しみを堪能できる。近場で喧騒から離れてリトリートしたい方や、1泊2日の気軽なワーケーションをしたい方はいかがだろう。
住所 | 〒190-0174 東京都あきる野市乙津565番地 |
アクセス | JR線「武蔵五日市駅」より市営バス約20分 |
営業時間 | チェックイン15:00/チェックアウト11:00 |
HP | http://www.seotonoyu.jp/ |
泉質 | アルカリ性単純硫黄温泉(低張性アルカリ性低温泉) |
各種予約サイト | ※下記リンク経由で予約した場合、当メディアに紹介手数料が入ります。予約者の方に追加の費用負担は発生致しません。本手数料は、社会を良くするメディア運営を持続的に行うための資金として大切に活用させていただきます。 楽天トラベル |
東京からちょっぴり足を伸ばして・・・
もう少し遠くへワーケーションしたい方は、ぜひ静岡や群馬の草津へも足を伸ばしてみて。筆者は無類の草津好き。東京からだと少し遠いと思う方も多いが、新宿駅等から高速バスが出ているため、意外とアクセスがしやすい。厳選した宿を3つ紹介する。
7. 赤沢温泉ホテル
広大な海が目の前ではなく “海を見下ろしながら入る露天風呂” がこちらの宿の魅力。昼は太平洋や天城連山を望め、夜は満天の星に包まれる。温泉に浸かると湯船と海が一つにつながったような感覚になり、その開放感から日頃の疲れや悩みを忘れ、「無心」になれる。写真では伝わらないこの絶景。ぜひ現地に行って堪能してほしい。海側にこんこんと湧き出る54℃の源泉は、湯量豊富な低張泉。透明でさらりとした泉質で、小さなお子さまやご年配の方でも、ゆったり浸かれる。
赤沢温泉ホテルは、宿泊するとホテルに隣接する日帰り温泉館をはじめ、フィットネスクラブや海洋深層水赤沢スパ、レジャー施設などをお得に利用できる。日帰り温泉館の露天風呂は、太平洋を一望できる幅20m超の大露天風呂がウリ。こちらは宿泊棟の温泉よりも、さらに海を一望できるかもしれない。まさに、インフィニティープールならぬインフィニティ風呂だ。
スパ施設では、フランス発祥の海洋療法「タラソテラピー」の発想をもとに生まれた、海洋深層水プールで心身の疲れを癒して。他にも、ミネラルマスクを全身に塗って体感するスチームサウナ「タラソハマム」や、アロマの香りに満たされた「ヒーリングドーム」など、体の芯からリラックスできる設備が整っている。
赤沢温泉ホテルでの滞在は、部屋で作業をして、合間に温泉やスパでしっかり身体を癒す。そんな過ごし方が理想だ。
住所 | 〒413-0233 静岡県伊東市赤沢字浮山163-1 |
アクセス | 伊豆急行伊豆急行線線「伊豆高原駅」より無料送迎バスで約15分 |
営業時間 | チェックイン15:00/チェックアウト11:00 |
HP | https://www.izuakazawa.jp/hotel/ |
泉質 | カルシウム・ナトリウム・塩化物・硫酸塩温泉 |
各種予約サイト | ※下記リンク経由で予約した場合、当メディアに紹介手数料が入ります。予約者の方に追加の費用負担は発生致しません。本手数料は、社会を良くするメディア運営を持続的に行うための資金として大切に活用させていただきます。 楽天トラベル、じゃらん |
8. 西伊豆堂ヶ島温泉旅館 海辺のかくれ湯「清流」
海に触れることができるくらい、波打ち際に佇む露天風呂が名物のこちらの宿。視界には、見渡す限りの大海原と三四郎島を望める。高波の場合は危険防止のため露天風呂が閉鎖されるくらい、海が目の前とあって、野趣たっぷりの作りだ。近代的なホテルの露天風呂とはひと味も、ふた味も違った温泉をあじわえる。おそらく、静岡で海を間近に感じられる温泉はここが一番だろう。
そして西伊豆は、日本一の夕日が眺められる場所。温泉に浸かりながら、目の前に遮るものがないロケーションで夕日が沈むのをただ一刻一刻と待つ、そんなひとときを過ごせる。
宿泊したら、ぜひ貸切露天風呂も堪能してほしい。海も温泉もひとりじめ。まさに、海辺のかくれ湯といった言葉がふさわしい。内湯の展望大浴場からも大自然のパノラマを望める。サウナもあり、湯上がりには湯上がり処でサービスのビールをぐびっと。朝風呂の時間帯には、鯛のみそ汁の用意がある。至れり尽せりのおもてなしだ。
部屋はシンプルな和室から、露天風呂付客室まで。部屋にもよるが、部屋からも海を望めるローケーション。Wi-Fiはロビーに完備しているため、広々したロビーラウンジで作業ができそう。温泉でゆったりをメインに、ちょっぴり仕事をするワーケーション利用におすすめだ。
住所 | 〒410-3514 静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2941 |
アクセス | 伊豆急行線「蓮台寺駅」より路線バスで約40分 |
営業時間 | チェックイン15:00/チェックアウト10:00 |
HP | https://www.n-komatu.co.jp/ |
泉質 | アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性温泉) |
各種予約サイト | ※下記リンク経由で予約した場合、当メディアに紹介手数料が入ります。予約者の方に追加の費用負担は発生致しません。本手数料は、社会を良くするメディア運営を持続的に行うための資金として大切に活用させていただきます。 楽天トラベル、じゃらん |
9. 源泉一乃湯
素泊まりだから気兼ねない。源泉一乃湯は、重厚な和の趣を感じられる古き良き木造建築に、モダンな内装を施した素泊まりの宿だ。コンセプトは「暮らすように泊まる」。湯畑から徒歩2分の好立地で、外食や外湯めぐり、買い物にも困らない。ワーケーションで訪れるなら、1人で。温泉を好きな時に堪能して、好きな時に仕事できる、そんなスタイルが似合う宿だ。
部屋にはキッチンや電子レンジがあるので、買ってきたものを食べたり、調理したりも可能。コインランドリーがあるため、長期滞在にも適している。もちろんWi-Fiが完備されていて、ワーケーションの宿としては申し分ない。館内には足湯テラスやバーがあり、仕事が終わったら温泉に浸かり、湯上がりにバーで一杯なんてことも。
気になる温泉は、贅沢にも、毎分4,000リットルも湧き出す「湯畑」の源泉を引いている。内湯のみだが、その泉質は正真正銘の源泉かけ流し100%。そしてこの宿は、なんと源泉一乃湯だけの温泉が、宿の地下から湧いている。その湯には、大量の湯の花が舞い、それを貸切風呂で堪能できる。なんとも贅沢すぎる。これは筆者の持論だが、やはり温泉地の湯は源泉に近い場所にあるか、自家源泉に勝るものはない。
こちらの宿の姉妹館は、草津の老舗ホテル「草津ナウリゾートホテル」。そこでホテルの美味しいビュッフェディナーやランチを堪能することも可能だ。宿の朝食にはパンとコーヒーのサービスがついている。ぜひ草津の温泉好きは、こちらでワーケーションを。
住所 | 〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町135 |
アクセス | 「長野原草津口」から路線バスで約20分、東京からJR上州湯めぐり号で約3時間半 |
営業時間 | チェックイン15:00/チェックアウト11:00 |
HP | https://www.kusatsu-ichinoyu.jp/ |
泉質 | 酸性・含硫黄 |
各種予約サイト | ※下記リンク経由で予約した場合、当メディアに紹介手数料が入ります。予約者の方に追加の費用負担は発生致しません。本手数料は、社会を良くするメディア運営を持続的に行うための資金として大切に活用させていただきます。 楽天トラベル、じゃらん |
最後に
休日にわざわざ遠くへ行かずとも、少し足を伸ばせばこんなに良い宿がたくさんある。筆者は温泉好きで、次の日が仕事でも上記で紹介した立地感であれば、日帰りでも訪れてしまうが、ワーケーションで訪れるなら1泊や2泊はゆったりしたい。
金曜日に出発して1日は仕事、1日はお休みとするスタイルや、平日2泊して平日料金でお得に泊まって作業するなど。
温泉は身体だけでなく心も癒してくれる。どんなに泉質が良くても、入る環境が良くなければ癒されないし、体調が優れなければ温泉は返って身体に負担をかける。入り方も然り、入る環境やその日の体調も考慮して、温泉に浸かろう。
自宅でテレワークに飽きてきた方や、新しいアイデアをうみたい方、気分転換をしたい方はぜひ東京からアクセスしやすい宿で、温泉ワーケーションをしてみてはいかがだろうか。
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明田川蘭
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