Airbnbは8月5日、長期出張や赴任などの長期滞在に適する家具付きサービスアパートメントを扱うオンラインプラットフォームであるUrbandoorを買収したことを公表した。
今回のUrbandoorの買収により、Airbnbは同社が手掛ける出張旅行向け民泊サービス「Airbnb for Work」との連携強化を図る。Airbnbによると「Airbnb for Work」の利用法人数は、2015年から2016年にかけて約3倍に、さらに2016年から2017年にかけて約3倍と伸び、50万社以上が利用している。一方、Airbnbが買収したUrbandoorは、Erik Eccles氏、Benjamin Renaud氏、Zack Chandler氏によって2015年に設立され、現在、60か国以上、1,500以上の都市のアパートメントの予約が可能となっている。Urbandoorが取り扱う施設は、ビジネスでの利用に適した備品、Wi-Fiほかのインターネット設備、キッチンと調理器具、ワークスペース、リネンとクリーニング用品を備え、自由な時間にチェックインできるといった特徴がある。今後、UrbandoorのリスティングはAirbnbで予約できるようになる。
Urbandoor共同創業者のErik Eccles氏は、Airbnbによる買収にあたり、Airbnbの傘下になることで、Urbandoorが扱う素晴らしい住居をAirbnbの利用者に提供するために、多くの家族や法人の住宅パートナーと事業を拡大することができるようになる旨をコメントしている。なお、Urbandoorの従業員はAirbnbに参加する。
Airbnbは今年3月にホテル予約アプリを展開するHotelTonightを買収、そして今回のUrbandoorの買収により、これまでAirbnbが扱ってきた民泊に加え、ホテルや出張向けアパートメントなど、利用者が求める宿泊施設の種別を網羅的に取りそろえるプラットフォームへと成長した。引き続き、同社の動向に注目だ。
【参照ページ】Airbnb Acquires Urbandoor
【ウェブサイト】Urbandoor | Your one stop for furnished apartments and corporate housing
【ウェブサイト】Airbnb for Work
【関連ページ】Airbnbの出張旅行向け民泊サービス「Airbnb for Work」の予約は1年で3倍に
【関連ページ】Airbnb(エアビーアンドビー)
(Livhubニュース編集部)


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