民泊運用をお考えの方の中には、住宅宿泊事業法(民泊新法)を活用して物件を貸し出すことをご検討されている方も多いのではないでしょうか。旅館業法の許認可がなくても届出だけで民泊運用が可能な住宅宿泊事業法はとても便利な仕組みですが、一方で年間最大営業日数が180日までという制限があり、事業性の観点から考えるとこの営業日数上限がネックとなっています。そこでおすすめできるのが、サービスアパートメントやマンスリーマンションとして物件を貸し出すという方法です。サービスアパートメントやマンスリーマンションと民泊を組み合わせることで、民泊新法のメリットを上手く活かしつつ営業日数上限のデメリットを補いながら、物件運用による収益最大化を目指すことができます。そこで、ここではサービスアパートメント・マンスリーマンションを活用した民泊運用について詳しくご紹介します。
こんな悩みはありませんか?
住宅宿泊事業法を活用した民泊運用をお考えの方によくある悩みとしては下記が挙げられます。
- 住宅宿泊事業法(民泊新法)を活用したいが年間180日制限がネック
- 民泊とマンスリーマンションのハイブリッド運用を考えている
- 通常の賃貸より高収入を得たいが、民泊は手間がかかるのでやりたくない
上記の悩みに一つでも当てはまる方におすすめなのが、サービスアパートメントやマンスリーマンションとして物件を貸し出すという方法です。住宅宿泊事業法を活用しつつ年間の収益を最大化する上で、民泊とサービスアパートメントないしマンスリーマンションとの掛け合わせはとてもおすすめの方法です。
マンスリーマンションとは?
マンスリーマンションとは、主に1ヶ月から1年の期間限定で契約する、家具・家電・キッチンつきの賃貸マンションのことを指します。敷金・礼金は必要なく、すぐに入居することができるため引っ越しの手間もかかりません。新居が完成するまでの仮住まいとして、受験シーズンの拠点として、数ヶ月間の出張時の住居としてなど、一時的な滞在にとても適しています。
サービスアパートメントとは?
サービスアパートメントも、1ヶ月から1年の期間限定で契約する、家具・家電・キッチンつきの賃貸マンションという点ではマンスリーマンションと同様ですが、サービスアパートメントの場合はさらに、シーツやタオルといったリネン交換や宅配クリーニング、ハウスキーピングなどの「サービス」がついており、物件によってはフィットネスジムなどがついているところもあります。このようにホテルのようなサービスを受けることができるのがサービスアパートメントの特徴です。「サービスアパートメント」は「高級マンスリーマンション」と呼ばれることもあります。
海外ではサービスアパートメントは一般的に利用されており、主にグローバル企業に勤務するビジネスマンなどが中・長期出張などで活用しています。サービスアパートメントは一般的にビジネス出張者をメインターゲットとしているため宿泊者は1名か2名が多く、駅から近い1ルームや1DKの高級感のあるハイグレードな物件が人気の物件となっています。日本では港区、渋谷、新宿、品川、銀座など外資系企業・日系大手グローバル企業が多いビジネス街が人気エリアとなっています。
サービスアパートメント・マンスリー仲介サイトに掲載するメリット
自身の保有物件をサービスアパートメントやマンスリーマンションとして活用するためには、専門の仲介サイトに掲載する必要があります。物件をマンスリーで運用する代表的なメリットとしては下記が挙げられます。
- 住宅宿泊事業法(180日制限)に対応
- 長期予約の取得が可能
- 出張客のため部屋の使い方が丁寧
- ゲスト対応の手間がかからない
住宅宿泊事業法(180日制限)に対応
サービスアパートメントやマンスリーマンションとして運用することで、住宅宿泊事業法(民泊新法)を活用した民泊とのハイブリッド運用をすることができます。マンスリー物件として1ヶ月以上の契約をとりながら、空いた日を民泊で埋めることで稼働率を100%に近づけるといった方法や、年間の半分を民泊で運用し、残りの半分をマンスリーで運用するといたことも可能です。
長期予約の取得が可能
サービスアパートメントやマンスリーマンションは1ヶ月~1年間の長期予約を獲得することができるため、より安定的な物件運用が可能となります。1泊あたりの宿泊料金で考えると短期宿泊を受け入れられる民泊のほうが収益性は高いと言えますが、マンスリー運用は通常の賃貸として貸し出すよりは高収入が期待できますので、民泊と賃貸の中間にあるミドルリスク・ミドルリターンの運用とも言えます。
出張客のため部屋の使い方が丁寧
サービスアパートメントやマンスリーマンションの場合、メインのターゲットは出張で訪れるビジネスマンとなります。ゲストの質の良さはもちろん、民泊よりも中・長期で滞在するぶん、ゲストも家具や部屋を大切に使用する傾向があり、結果として物件へのダメージが民泊よりも少ない傾向にあります。
ゲスト対応の手間がかからない
マンスリー運用の場合、民泊のような毎日のゲスト対応の手間もかからないため、とても楽に運用することが可能です。仲介プラットフォームと契約すれば、それ以降のゲストとのやりとりなどは全てプラットフォーム側で対応してくれるため安心です。
サービスアパートメント・マンスリーマンションプラットフォームの一覧
最近では日本でもサービスアパートメント・マンスリーマンションの仲介プラットフォームが徐々に増えてきていますが、ここではその中でもLivhubがおすすめする代表的なサービスをご紹介します。民泊とマンスリーのハイブリッド運用をご検討中の方はぜひ参考にしてください。
KaguAruoo (カグアルー)
KaguAruooは物件掲載から、問い合わせ対応、賃貸契約、賃料決済まで全てがオンラインで完結するマンスリーマンションのプラットフォームです。法人・個人問わず利用することが可能です。Airbnbをはじめとする民泊サイトのカレンダーやGoogleカレンダーと同期できるので、ダブルブッキングを防いで物件の管理や清掃業者の手配を行うことができます。KaguAruooを活用することで、民泊新法施行後に民泊とマンスリーマンションの「二毛作運営」の作業効率を向上させ、民泊営業日数以外の営業での収益確保に役立てることができます。民泊新法のメリットを上手く活かしつつ、営業日数上限のデメリットを補いながら、物件運用による収益最大化を目指すすべての民泊ホストの方におすすめのサービスです。
運用支援サービスのまとめ・一覧
おすすめの民泊関連ソリューション
民泊運用に役立つおすすめのサービスを厳選ピックアップし、ご紹介しています。民泊ホストの皆様はぜひご活用ください。
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