住宅宿泊事業法における民泊運営においては、民泊事業者に対し「宿泊者名簿の正確な記載を確保するための措置」として宿泊者のチェックイン時の本人確認が義務付けられました(住宅宿泊事業法第8条第1項、住宅宿泊事業法施行規則第7条第1項)。本人確認の方法は、対面で行うことはもちろん、対面と同等の手段として以下の要件をいずれも満たすICT(情報通信技術)を活用した方法等により行うことが認められています。
- 宿泊者の顔及び旅券が画像により鮮明に確認できること
- 当該画像が住宅宿泊事業者や住宅宿泊管理業者の営業所等、届出住宅内又は届出住宅の近傍から発信されていることが確認できること
上記を満たす方法として、届出住宅等に備え付けたテレビ電話やタブレット端末等による方法があり、さまざまな事業者が住宅宿泊事業法に対応したチェックイン・本人確認サービスを提供しています。ここでは、おすすめの民泊チェックイン・本人確認サービスをまとめましたので、民泊事業者の方はぜひ参考にしてください。
Livhub おすすめ民泊チェックイン・本人確認サービスPICK UP!
エアサポタッチ
エアサポタッチは「本人確認」「パスポートチェック」「チェックイン・チェックアウト」を遠隔で行うことができるセルフチェックインタブレットです。英語、韓国語、中国語(簡体・繁体)、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、日本語の8か国語に対応しているほか、コールセンター呼出し機能も設けられています。サービスは月額3,980円から利用でき、別途オプションを同時に利用すると割引される特典があるため、IoTを活用した民泊運営をお得に、かつ手軽に始めたいホストの方におすすめのサービスです。
あんしんステイIoT
あんしんステイIoTは、「タブレット端末」「スマートロック」「騒音センサー」「IoTゲートウェイ」の4つの製品により、宿泊事業の運用時に生じる鍵管理、宿泊者名簿作成、チェックイン時の本人確認、宿泊者サポート、チェックアウト、騒音対策などの業務を大幅に効率化できるIoTサービスです。楽天コミュニケーションズ株式会社が提供しています。宿泊者名簿や身分証明書の写し等、本人確認に伴う大量の個人情報の取得・管理を、世界水準のプライバシー保護基準の承認を得た高度な情報セキュリティ環境を整えている楽天コミュニケーションズのサービスを利用して行うことができます。そのため、宿泊施設は重要な個人情報の管理にかかる運用コストと事業リスクを大きく減らすことができます。また、宿泊施設の無人チェックインや、騒音対策なども含めた施設運営の省人化を検討する事業者にとっても、大変おすすめのサービスです。
テレビdeチェックイン
テレビdeチェックインは、特区民泊、住宅宿泊事業法に対応した本人確認代行サービスです。家主不在型民泊で必要となる本人確認をICT(テレビ電話等)を活用することで遠隔で代行し、フロントの無人化、省人化を実現しています。本人確認にはタブレットまたはドアベル(カメラ付きインターホン)を使用し、多言語オペレーターがチェックインの対応やパスポートの写しの取得などを行います。業界初となるドアベルでの本人確認は、導入の際は配線工事不要で、屋内外、場所を選ばず簡単に設置可能です。そのほか、宿泊者へのキーボックスの案内、各種スマートロックのパスワード通知、住宅宿泊事業法に則った宿泊者名簿の作成など、宿泊事業者(民泊ホスト)のニーズにあわせて対応してくれます。サービスはタブレット型・ドアベル型ともに1室月額3,828円から、ドアベルのレンタル費用は1台月額1,650円です。集合住宅タイプでの民泊運用にはタブレット型、戸建・区分マンションタイプにはドアベル型の使用がおすすめです。
運用支援サービスのまとめ・一覧
おすすめの民泊関連ソリューション
民泊運用に役立つおすすめのサービスを厳選ピックアップし、ご紹介しています。民泊ホストの皆様はぜひご活用ください。
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