Airbnbは4月6日、既存のカスタマーサポート体制のさらなる強化の一環として、日本国内でのAirbnbのリスティング(宿泊施設)の近隣からの苦情などに迅速・的確に対応できるよう「近隣コミュニティサポート窓口」の運用を開始した。
同社はこれまで、エージェントへの直接の電話問い合わせやオンラインでのチャット機能、オンラインフォームを使った近隣コミュニティの苦情や相談窓口など、ゲストとホストのサポートを重点的に行ってきた。
このたびの体制強化により、従来のオンラインでのカスタマーサポート対応に加え、電話連絡のリクエストができるようになった。これにより、折り返し電話のリクエストをした場合、速やかに「近隣コミュニティサポート窓口」から通訳を介して連絡がくるようになり、パーティほかの騒音や各種マナーなどの問題に対し、迅速に対応することができるようになった。
同社では昨年より、近隣コミュニティサポート窓口を、米国で先んじて24時間・年中無休で開設している。アジア・太平洋地域においては、オーストラリア、ニュージーランドでも運営を開始している。
このたびの体制強化を受け、Airbnb Japan代表取締役の田邉泰之氏は「Airbnbではホスト及びゲスト、そして取り巻く全てのコミュニティの安心・安全な旅行や体験を日本進出以来、継続的に最重要事項として取り組んでいます。引き続き、警察や各自治体・関連省庁に協力し、ホスト、ゲスト、そして当社リスティングのある全ての近隣コミュニティに更なる高付加価値のある旅行体験を提供していきます」とコメントしている。
同社によると、2019年7月1日から2020年6月30日までの間に、ホストまたはゲストによって報告された安全上の問題が含まれる旅行は0.086%だった。そして、同社では、今夏の東京オリンピック・パラリンピックでの需要拡大も想定し、窓口対応の増員を予定している。このたびの体制強化がより安心・安全で快適なゲストの旅行の実現に寄与することに期待だ。
【ウェブページ】近隣コミュニティサポート窓口
【関連ページ】Airbnb(エアビーアンドビー)
(Livhubニュース編集部)
松岡 のぞみ
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