朝起きて急いで準備をして、パソコンを立ち上げ1日を始め、気付いたら日が暮れている。そんな日々が5日間繰り返されて、ふうやっと金曜日。あれ、外に全然でてない・・。リモートワークが日常化したことで、そんなパソコンと睨めっこな毎日を過ごしている人も多いのではないでしょうか。
来週は、来月は、少し扉を外に開いて、自分を主語にワーケーションにでかけてみるのはいかがですか?この記事では、おすすめのワーケーションでの体験内容をお伝えします。
温泉でゆったり
もうもうと立ち上がる湯気。すっと足を入れて湯に浸かった瞬間のあの幸福感。のぼせる寸前で名残惜しみながら湯を後にし、また明日の朝来るからねと心の中で約束をしながら、脱衣所に向い、一杯の水を熱った体に流し込む。あのお水の美味しいこと・・。そんな温泉体験が、ワーケーションなら、仕事前、仕事中、仕事後にできる。湯上がりのすっきりとした頭で仕事をすれば、集中力も高まること間違いなし。
温泉宿までちょこっと足を伸ばしたい方はこちら
都内で仕事前、仕事後、休憩時間にひとっ風呂浴びにいきたい方はこちら
海沿いでのんびり
視界の端から端までいっぱいに広がる海。大きく息を吸って、海と空を身体いっぱいに取り込む。気づくとなんだかさっきまで心にあった、硬くてとげとげとした塊が溶けていくのを感じる。サーフボードが行ったり来たり、砂浜を犬が走り回る。ビルの隙間に隠れて普段はあまりよく見られない太陽がゆっくりと水平線に沈み、空の色が落ちていくのを眺める。どうして海は、あんなにずっと眺めていられるのでしょう。
自然のなかですっきり
鳥が囀っているのが聞こえる。マスクがあることで衰え始めた嗅覚が、土や草木の匂いに反応する。自然の中で自分で淹れたコーヒーはいつもより香りも味も美味しく感じる。自然の中にいくと、締め切った部屋の中でのパソコンとの睨めっこで弱まっていた五感が研ぎ澄まされていく。集中力は高まり、創造性も高まるように思います。
キャンプ場で自然を堪能したい方はこちら
山や湖、里山が気になるという方はこちら
美味しい食べ物を求めてふらっと
「美味しい・・」この幸福感には、いつもどこにも嘘がありません。時間がない…と昼ごはんをコンビニなどですませる日々を少し端に追いやって、美味しいものを食べにワーケーションにでかけるのはいかがでしょうか。
北海道の美味しい朝ごはんが食べられる宿に泊まってみる?
長野県におそばを食べにいってみる?
新しいユニークな体験でびびっと
温泉、海、自然は普段の旅の選択肢にもあがるけれど、ちょっとユニークなワーケーション体験はいかがですか?農業をしながらワーケーションする「アグリワーケーション」、ボランティアで地域貢献をしながら「ボランティアワーケーション」、猫に囲まれて「ニャンケーション」。ワーケーションをきっかけに、新しいことにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
新しい出会いやつながりでびびっと
こんな生き方をしている人がいるのか。こういう人生の歩み方もいいなあ。Airbnbやゲストハウスなど、その地域の人や他の宿泊者とコミュニケーションを取ることのできる宿を選べば、その場所に行かなければ混じり合わなかったであろう人たちと出会い、話をすることができます。
最近、いつ新しい友達や知人ができただろう?大人になって友達の作り方を忘れてしまったな・・。私の生き方や働き方ってこれでよかったんだっけ?自分の世界を一歩ひろげて、生き方や働き方を人との出会いから見つめ直すために、ワーケーションに飛び出してみるのはどうでしょうか。
パソコン一つあればどこでも仕事ができる現代だからこそ、ワーケーションという便利なツールを利用して、土日だけでなく平日も含めて、自分の人生を謳歌できたらいいですよね。温泉、海、自然、食、未知、出会い、旅と仕事の間であるワーケーションでそういった体験を楽しむことで見えてくる世界もあるかもしれません。それぞれにとって素敵なワーケーション体験ができますように。
【関連ページ】働きたいように働ける社会のために、ワーケーションができること
【関連ページ】ワーケーションは新しいライフスタイル。観光の代替ではないワーケーションの知られざる魅力
飯塚彩子
最新記事 by 飯塚彩子 (全て見る)
- 思いっきり“とことん”楽しむだけで、地球や地域のためにもなる。新しい旅のスタイル「GREEN JOURNEY」始動 - 2024年8月22日
- 北軽井沢の苔むす森に、SANUの新型キャビン「MOSS」を訪ねて - 2024年8月16日
- パシャっと写真を撮る代わりに、絵を描いてみるのはどう? - 2024年5月21日
- 「夜」という非日常への旅 - 2024年4月5日
- Taiwan Design Weekで目にした、台湾デザインの今 - 2024年3月29日