「無印良品の家」を展開する株式会社MUJI HOUSEは、法人向け「無印良品の家」受注事業の第一弾として、藤和那須リゾート株式会社より「陽の家」を2棟受注し、同社が運営する那須ハイランドリゾート内に、12月中旬より貸別荘としてオープンした。
「陽の家」は、耐震性や断熱性など住宅に求められる性能を追求し、庭とつながる全開口サッシや、木の質感を大切にしたデザインを採用している。また、平家ならではのフラットな空間を間仕切り壁のない1室とすることで、ミニマルでありながら開放的な空間を演出し、暮らしの形に合わせて、自由な間取りを編集できる家となっている。
今回、藤和那須リゾートは、那須地域最大の別荘地である那須ハイランドリゾートを「陽の家」に適していると判断し、貸別荘事業のラインナップに加えることとなった。
なお、「陽の家」が貸別荘としてオープンするのは日本初。2棟とも、通常は開放的な1室空間だが、大きな引き込み戸により2ベッドルームを確保できる間取りとなっている。宿泊は、最大6名まで可能。また1棟は、広大なウッドデッキに浴槽を埋め込んでおり、森林浴を楽しみながら天然温泉(予定)でくつろぐことができる。
MUJI HOUSEでは、この「陽の家」を通じて、IT技術の進化と新しい働き方の促進により、都心部に住むという常識にとらわれず、少し離れた郊外で海や緑の自然を日常とする、新しい暮らしの可能性を提唱している。
これまで「無印良品の家」 は、2004年10月に「木の家」、2007年4月に「窓の家」、2014年4月に都市型3階建て住宅「縦の家」、そして2019年9月に平屋「陽の家」と、いずれもグッドデザイン賞を受賞した家を販売してきた。
近頃は新しい暮らし方が掲げられる背景から、「陽の家」に、住宅としてだけではなく、宿泊施設やワーケーション、シェアオフィスなどとしての問い合わせが増えているという。そのため、同社はすでに御殿場や軽井沢など、さまざまな地域での新しい暮らしの形を表す「ニューノーマル」に対応できるように、専用住宅用途以外の「無印良品の家」の提案も進めている。今後もMUJI HOUSEは「陽の家」を中心に、多様なニーズや用途に対応しながら、法人事業を展開していく方針だ。
【ウェブサイト】【2020年12月NEW OPEN】 庭と仲良くする家。無印良品陽の家 NASU 02|那須高原TOWAピュアコテージ
【ウェブサイト】無印良品の家
(Livhubニュース編集部)
明田川蘭
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