“畏敬の念” を抱く自然と文化を体験する冒険の旅へ。Kammui Adventures始動

Kammui

日本の自然は豊かだ。日本人はこの豊かな自然から恵みをもらう一方で、地震や台風など多くの災害によって自然の脅威にさらされてきた。

そうした背景や神道、仏教などの影響もあり、日本人は自然に対して畏敬の念を抱く。畏敬とは、崇高なものや偉大なものを、恐れ敬うという意味だ。

そんな日本のなかで培われてきた自然との関係性を国外にも伝えていくべく、新たな体験の提供を開始したのが日本全国でアドベンチャーな体験を提供する株式会社KAMMUI(カムイ)だ。

KAMMUIは、2024年5月より、日本各地でテーマに基づき地域の文化と自然を合わせて楽しむことを可能にする、ユニークなアドベンチャー旅行体験「Kammui Adventures」の販売を開始した。

旅行者にあった体験をカスタマイズ


Kammui Adventuresは、旅行者の旅程に合わせた3泊4日の滞在で、日本国内のユニークな文化や自然をベースとした新しい旅行体験ができる。日本の魅力的な自然体験はもちろん、京都での寺院巡りや東京でのショッピングなどを組み込んだ、一般的な旅行とは一線を画す内容が盛り込まれている。目的が明確な旅行や、日本の多様な風景や文化への深い探求を求める人々のための体験が用意されているのだ。

また、地域に詳しいガイドやランドオペレーターと協力し、旅行者に地元の人々や文化へのユニークなアクセスを提供するだけでなく、畏敬の念を抱かせるような自然をベースとした体験を提供する。

これらの体験に興味のある旅行者は、Kammui.com内の「カムイ・アドベンチャーズ」ページから予約リクエストを送ることができる。KAMMUIはこのリクエストに基づき、旅行者の好みや興味についてのやり取りを介し、旅行者にあったアドベンチャー体験をカスタマイズして提供する。

そうすることで、旅行者の希望とまだ知らない地域の魅力を提案することで、その旅行者にあったユニークで新しい体験内容ができあがる。

オーバーツーリズム問題の解決にも

日本政府観光局 (JNTO)は、アドベンチャー・ツーリズム、ラグジュアリー・ツーリズム、サステナブル・ツーリズムの3つを、今後の日本市場の注目分野として取り上げている。これらのタイプの観光は、日本の地域経済に恩恵をもたらすだけでなく、オーバーツーリズムの問題も解決すると考えられている。

また、日本のアドベンチャー・ツーリズムはまだ新しい市場ではあるが、四季があり、多様な自然景観や文化をもつ日本は、世界中で他にはないと考えられている。

Kammui Adventuresでは日本全国での体験をさらに発展させながら、旅行者にまだ知られていない地域を探索するきっかけとなるようなコンテンツ制作も行うという。

Kammui Adventuresを象徴する、2本のドキュメンタリー

Kammui Adventuresは、日本の秘境を旅する旅行者に新たなインスピレーションを与えるべく、2本のドキュメンタリー動画を公開した。

1本目は、サンフランシスコを拠点に活躍するミシュラン受賞シェフ、スチュアート・ブリオーザ氏が北海道を縦断し、食の探求とアウトドアの冒険の旅に出るドキュメンタリー「Kammui Adventures in Hokkaido」。

2本目は、テキサスを拠点とするライフスタイル・ブランド、「ハックベリー」のために企画・制作されたドキュメンタリー「DIRT: Kyushu」。九州の東部海流を追いながら、この地域の歴史、自然、文化を探求するドキュメンタリーだ。

今回のローンチでは、2つのドキュメンタリーにインスパイアされ、以下のような体験も用意されている。

  • 北海道の山々や湖をガイドと楽しみ、サイクリングしながらウイスキー蒸留所や自然派ワイナリーを訪れるニセコとその周辺地域の美食探訪
  • 鹿児島と霧島のドラマチックな火山がある亜熱帯の九州に焦点を当て、山でのハイキングや海でのカヤックを楽しみ、焼酎蒸留所と地元の神社を訪れる旅
  • 豪華なキャンピングカーで日本最大の国立公園である大雪山を探検し、自然の奥深くにある施設で地元の料理や文化を楽しむ旅
  • 地元のプロサーファーとローカルサーフポイントを回りながら、宮崎の歴史と文化を体験
これまで体験したことのないアドベンチャーな旅へ

ガイドブックに載っているような定番な旅行ももちろん良いけれど、次の旅ではブルブルっと全身が震え、背筋が伸びるような自然・文化体験をしに日本各地へ心が躍るアドベンチャーな旅にでてみるのもいいかもしれない。

【参照サイト】Kamumui 公式HP
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明田川蘭

大の旅好き&温泉好き。一人で海外へ、一人で車を走らせて日本の名湯へ。アフリカ大陸と北極南極以外に降り立ち、行った国は30を越え、巡った温泉地は100を超える。沖縄観光メディアの編集者やホテルメディアの立ち上げ経験あり。「旅は人の心を豊かにする」と本気で思い、記事を執筆している。