Airbnbは8月10日、タレントのユージさんが監修した、ゲストを自宅に迎える際の「おもてなし」を学べる「Airbnb おもてなし自由研究キット」を発表した。
同キットは、ゲストとのコミュニケーションで使える英語フレーズや、自宅や近所を紹介するお役立ちポイントなどを家族で楽しく学べる、小学生向けの自由研究キットだ。日本語と英語の2か国語で書かれており、英語を理解するのが難しい小学校低学年の児童でも、日本語で自分、家族、そして地域の紹介をすることができるように作られている。
中は「ホスピタリティ・ガイドブック」と「ホスピタリティ・ノートブック」の2部構成となっている。「ホスピタリティ・ガイドブック」はゲストを自宅に迎えるときに想定されるシーンごとのお役立ちフレーズや単語を、イラストを交えながらまとめた、いわばおもてなしの教科書となるものだ。一方「ホスピタリティ・ノートブック」はホスピタリティ・ガイドブックを参考にしながら小学生が自ら考え、ゲストと交流するためのフレーズを自分ならではの表現で書き込み、自由研究として提出できるノートだ。
キットはAirbnbサイト内の特設ページからダウンロードでき、プリントアウトすることで、すぐに自由研究に取りかかることができる。
また、同日行われたおもてなし自由研究キットの完成発表会には、ユージさんと、岡山県倉敷市に訪れた外国人観光客を英語でガイドするスーパー小学生の川上拓土さん、東京都杉並区でホームシェアリングを行っているAirbnbホストのAkemiさんと小学1年生の娘のJumiさんがゲストとして登場した。
発表会では、ユージさんがゲストの外国人役となり、ホストとして川上さんが英語でおもてなしする場面を実演した。手づくりの地図を指さし積極的に英会話を楽しむ川上さんに、ユージさんは「パーフェクト。特に人と話すときの自信が素晴らしい。ゲストは大人でも緊張していると思うので、ちゃんと目を見て話してくれると緊張がほぐれる」と絶賛した。
川上さんはキットについて「何でもいいからしゃべってと言われると、反対に何をしゃべっていいかわからなくなる。キットにはいろいろな例やテーマが書いてあって、こういうことを話せばいいのかとわかってとても助かった。おもてなしが初めての人もチャレンジしたくなると思う」と感想を話した。
また、AkemiさんはJumiさんがおもてなしに臨んだときのことについて「これまで言葉の壁や小さかったこともあり、娘がゲストをご案内するということはなかった。今回、このキットのおかげで、ゲストを英語を交えてご案内したり、地元についても勉強するいいきっかけになった」と語った。
自身も3人の子をもつ親であるユージさんは、キットの制作にあたり、これまでの子育て経験や、持ち前の英会話スキルを活かし、親としての目線と、旅行が大好きなゲストの目線の双方を意識して監修したという。
以前から家族で外国人ゲストを迎えている民泊ホストにとっては、子どもと一緒にすぐに実践できる魅力的なツールだ。これを機に、夏休み期間や週末だけなど、家族で楽しみながら民泊運営を始めるホストが増えることに期待だ。
【公式ページ】タレント・ユージ監修の「Airbnb おもてなし自由研究キット」を発表
【関連ページ】Airbnb(エアビーアンドビー)
(Livhubニュース編集部)
最新記事 by Livhub 編集部 (全て見る)
- 韓国・高級ホテルの家具を低所得世帯に提供。行政がつなぐモノの支援 - 2024年12月10日
- この冬は、あたたかな台湾へひとり旅。温泉リゾート「星のやグーグァン」期間限定のスパプラン - 2024年12月9日
- 阿蘇小国郷のていねいな暮らしに触れる。黒川温泉で叶う10の体験「Kurokawa Echoes.」 - 2024年12月6日
- 【後編】都会人と自然をつなぎなおし、インナーネイチャーを育む。東京山側の場「自然人村」の可能性 - 2024年12月5日
- 【前編】都心から1時間の森林が持つ役割って?東京山側で自然との“関わりしろ”を作る、do-moと東京チェンソーズ - 2024年12月5日