訪日客向け専門MVNO、データプロバイダーのジェイピーモバイル株式会社は4月28日、民泊データ分析サービス「エアーディー・エヌ・エージャパン」を4月より開始したことを公表した。
「エアー・ディー・エヌ・エー」は特定地域の民泊運営状況が一目でわかる地域別レポートを活用し、「運営開始前」に正確な収益予測に基づき、リスクを最小限に抑えることに役立てることができる分析サービスだ。
「エアー・ディー・エヌ・エー」はカリフォルニア・サンタモニカで創業し、世界4250都市、200万件を超えるAirBnBの物件を毎日独自のアルゴリズムと人工知能でクローリングし、データベース化している。「エアー・ディー・エヌ・エージャパン」は、日本全国の3万件以上のデータを保有しており、投資銀行・戦略コンサルティング出身者・現役不動産ファンドマネージャーらが、民泊スーパーホストと共にデータを分析しており、民泊物件の収益予測や効率化、情報収集、新規事業の戦略構築に役立てることができる。
提供している機能の中でも、分析を容易にできるシステムへの要望が最も多くあるとし、分析に特化した「エアーマスターツール」をホテル、物件管理会社、地方自治体向けに5月1日より提供を開始する。
「エアーマスターツール」では、物件数や平均客室単価、マーケット情報などを引き出すことができる。具体的に、物件数に関しては「半径×メートル以内のエリアの物件は何件あるか?」、「翌3ヶ月で予約可能物件はどのように推移しているか?」等、平均客室単価に関しては「平均客室単価は部屋タイプ別にどのように変化しているか?」、「来週の平均客室単価はどの程度あるか」等、マーケット情報に関しては「部屋タイプ別収益額の高かった物件とその想定収益額」、「過去12ヶ月間総アクティブ物件数と新規登録物件数の推移」等を取得できる。
エアー・ディー・エヌ・エージャパンでは「地域別(マーケット)レポート」、「カスタマイズレポート」、「コンサルティング」を展開しており、多角的に民泊ホストのサポートを行っていく。こうしたサービスの登場で、リスクの少ない民泊運営が確立されていくか、今後の展開に期待したい。
【参照リリース】民泊データ分析サービス「エアーディー・エヌ・エージャパン」が分析に特化したエアーマスターツールの提供を開始
【参照ページ】エアーディー・エヌ・エージャパン
(Livhubニュース編集部 平井 真理)


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