離島未来ラボ、沖縄・来間島の「島茶家ヤッカヤッカ」敷地内にワーケーション施設整備

沖縄県宮古島に拠点を置く一般社団法人離島未来ラボは、沖縄県宮古島市の来間島にあるカフェ「島茶家ヤッカヤッカ」の敷地内にワーケーション施設「ヤッカヤッカコリビング」を整備し、2021年度中にサービスの提供を開始すると発表した。

本事業は、内閣府の令和3年度沖縄テレワーク推進事業に採択され、離島域におけるテレワーク・ワーケーション推進による関係人口増と新たな観光サービス構築を目的とするものだ。

来間島(くりまじま)は、宮古島の南西に位置する小さな離島だ。宮古島と来間大橋でつながっているため車でもアクセスしやすい。その島の橋を渡ってすぐの集落ににあるカフェ「島茶家ヤッカヤッカ」は、海風が吹き抜けるオープンテラスを備え、沖縄ならではの食事やスイーツを楽しめる。

ゲストハウスも運営しており、今回その建物内にワーケーション施設を整備するという。宿泊機能も備わったワークプレイスとしてリニューアルする予定だ。開放感溢れるカフェの店内にも電源やネット回線を整備し、カフェでの作業も可能だ。“島じかん”を味わえる居心地の良い空間で、のんびり仕事をすることができる。

開放的な店内でもテレワークが可能

カフェのメニュー

取組に至った背景は、コロナ禍でテレワークへの関心が高まるなか、宮古島でも多種多様なサテライトオフィスやコワーキング施設が増えてきたことがきっかけとなり、「こんなワークプレイスが素敵だな」「こんなコミュニティがあったら居心地いいな」「テレワーカーに来間島の良いところを知ってもらいたい」といった想いから始まった。

通常の旅では味わうことのできない島民との交流の場を設けることや、コミュニケーターが常駐してのワーケーションのサポート、あるいはさまざまなアクティビティの提供も行う予定だという。沖縄での“島じかん”を存分に味わいながらのワーケーション、サービス開始後にはぜひ体験してみてはいかがだろうか。

【ウェブサイト】島茶家ヤッカヤッカ

The following two tabs change content below.

明田川蘭

大の旅好き&温泉好き。一人で海外へ、一人で車を走らせて日本の名湯へ。アフリカ大陸と北極南極以外に降り立ち、行った国は30を越え、巡った温泉地は100を超える。沖縄観光メディアの編集者やホテルメディアの立ち上げ経験あり。「旅は人の心を豊かにする」と本気で思い、記事を執筆している。