米ウォール・ストリート・ジャーナルは12月16日、Airbnbと米REIT(不動産投資信託)大手3社が、アパートの居住者がAirbnbを通じて自身の部屋を貸し出すことを許可する代わりに、その収益の一部をアパートの運営会社に入るようにする収益分配モデルの実現に向けて調整を進めていると報じた。
Airbnbと交渉を進めているのはEquity Residential、AvalonBay Communities Inc.、Camden Property Trustの3社だ。記事によると、これら3社の保有アパート物件数の合計は25万件に及んでいる。この収益分配スキームが実現すれば、アパートのオーナーだけではなく部屋の借主もAirbnbに自身の部屋を掲載することが可能となり、Airbnbの掲載物件の裾野が一気に拡大する可能性がある。
現状部屋の借主が管理会社やオーナーの許可をとらずに勝手にAirbnbに自身の部屋を掲載し、トラブルとなるケースも増えていたが。米国では、オーナーが個人に部屋の貸し出しを禁止するのではなく、収益もシェアすることで折り合いをつけようという流れに動いている。
【参照記事】Rent Your Place on Airbnb? The Landlord Wants a Cut
(Livhub ニュース編集部)
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