Airbnbは12月10日、米ナスダック市場に上場した。ティッカーシンボルは「ABNB」。新規株式公開(IPO)の公募売り出し価格68ドルに対し、初値は2倍以上の146ドルの値をつけた。
同日、Airbnbとナスダックは、市場を開くための仮想のベルを鳴らすセレモニーを実施した。セレモニーは、まずナスダック社長兼CEOのアデナ・フリードマン氏が挨拶、続いてAirbnb共同創業者であるブライアン・チェスキー氏、ジョー・ゲビア氏、ネイサン・ブレチャージク氏が挨拶した。そして、通常、企業の代表者によって行われるオープニングベルを鳴らすセレモニーは、Airbnbの場合、Airbnbの世界中のホストがドアベルを鳴らして市場を開ける映像を流す形式で行った。
オープニングベルのイベントは、ニューヨークのナスダックタワーの大型スクリーンにライブストリーミングで配信された。Airbnbはその時間の大部分を気候変動に関する環境活動家であるグレタ・トゥーンベリ氏が立ち上げた団体「Fridays for Future」に寄付し、「Fridays for Future」のメッセージはストックホルムのナスダックタワーにも映し出された。
また、Airbnbはバークレイズとの協同により、新型コロナウイルスの対応に第一線であたる医療従事者に感謝の意を表すべく、これまでにAirbnbが医療従事者、救援活動従事者、救急隊員に宿泊施設を提供する世界的な取り組みを支援してきた様子を撮影した写真を、バークレイズタイムズスクエアのビルボードに映し出した。
セレモニー、オープニングベルのイベントはAirbnbのウェブサイトで視聴可能となっている。
【ウェブサイト】Airbnbは、世界中すべてのタイムゾーンで ホストのみなさまと一緒に鐘を鳴らします
【関連ページ】Airbnb、IPOに向けSECに「Form S-1」提出、ナスダック上場へ
(Livhubニュース編集部)


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