Airbnbは7月31日より「体験」サービスの提供範囲を日本の全地域に拡大することを公表した。これまで日本国内は、関東、関西、福岡、沖縄のみを対象としていた。
Airbnbが提供するサービスには、宿泊先予約と体験予約、レストラン予約がある。体験予約は2016年に全世界でスタートしたサービスだ。日本はすでに体験の予約数で世界2位にランクインしており、2018年6月時点で昨年比886%まで伸びている。今回の範囲拡大は、このような急速な需要の高まりを受けて行われるものだ。
また、体験サービスの拡大を記念し、世界で活躍する建築家の隈研吾氏とのコラボレーション企画「音楽家による梼原町の隈研吾氏の建築物巡り」の予約受付も同日、開始した。同体験では「雲の上のホテル」をはじめ、高知県の梼原町で隈氏が手がけた建造物めぐりを体験できる。
これまで日本では、京都での茶道や着物着付け体験、東京の観光地めぐりや寿司づくり、居酒屋体験に人気が集中していた。
今後は、北は北海道から南は沖縄まで日本全国の個人、通訳案内士として活躍する人などがAirbnbの体験ホストとして登録できる。そしてそれらの人々は3億人を超える全世界のAirbnbユーザーのネットワークとつながり、地元の文化や伝統、個人のおもてなしを世界中のゲストへ提供することが可能となる。
民泊やホテルのように宿泊所の提供をメインとしていた地方のホストの方も、ぜひ地元に根づいた体験の提供を始めてみてはいかがだろうか。
【関連ページ】Airbnb(エアビーアンドビー)
【Airbnb登録ページ】部屋、家、アパートをAirbnbで貸し出そう(2018)
(Livhubニュース編集部)
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