株式会社Blue Lab(以下、Blue Lab)、株式会社みずほ銀行(以下、みずほ)、Airbnbは、住宅宿泊事業の普及・拡大と観光需要の創出を目的とした業務提携契約を締結した。Airbnbと日本の銀行が連携するのは初めてとなる。
今後、Blue Lab、みずほ、Airbnbの3社は新たな事業者との連携も視野に入れながら、旅行や不動産、保険、サービスなど幅広い業界において周辺ビジネスを創出し、観光需要の拡大と地域経済の活性化を目指す。
Blue Labは、みずほが事業会社やベンチャーキャピタル等とともに、 多様な先進技術を活用し、次世代のビジネスモデル創造・事業化を目指して設立した会社だ。同連携においては事業創出支援を担う。そしてAirbnbはこれまでに培ってきた住宅宿泊事業や旅行に関する知見に基づき、また、みずほは幅広い顧客基盤を活かし、住宅宿泊事業と親和性の高い事業者にも参入を促し、宿泊施設供給、新たな旅行体験の形成、損害保険等の周辺ビジネスの創出を図る。

さらに、みずほは宿泊施設オーナーや周辺サービスを開始する事業者への投融資の提供も視野に入れる。今年度内を目処に枠組みを固め、来年度からサービスをリリースする予定だ。日本における「新しいシェアリングサービス」の開発・促進も含め検討する。
今回のAirbnbとみずほとの提携は、日本の民泊市場全体にとっても大きな追い風となりそうだ。投融資が受けやすくなり、保険などを通じて事業リスクもヘッジできるようになれば、大手はもちろん中小規模の事業者も積極的に民泊事業に足を踏み出すことができるようになる。日本を代表するメガバンクと民泊最大手Airbnbとの連携が、どのように「日本ならではの民泊」を創り出していくのか。今後の展開が楽しみだ。
(Livhubニュース編集部)


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