民泊サイト世界最大手のAirbnbは9月20日、米国レストラン予約プラットフォームResyとの連携を発表した。これにより、Airbnbサイト内で直接米国内にある約650店のレストランをオンライン予約できるようになった。
Resyは、2014年にニューヨークでサービス開始以来、すでに160万人以上のユーザーを獲得し、これまで2500万以上の人に利用されている。今回の連携により、ユーザーは自社サイト内で料理の種類や食事の時間帯、場所などでレストランの絞り込み予約が可能になり、外部の外国語の予約サイトに飛び余計なストレスを感じない、とAirbnbは述べている。さらに、地元ならではの体験を楽しみたいユーザーが現地在住者がオススメするレストランを検索することも可能だ。旅行者がより高品質でローカルな食事を楽しむことができる点は、Airbnbが提案する旅のスタイルに合致している。
Airbnbによると、過去一年間でAirbnbゲストは旅行中に65億米ドル以上を外食産業に費やしており、今後のサービス市場は大きいという。将来的には、同サービスを米国外にも拡大予定で、高級店の予約や、ゲストが他のAirbnb旅行者と一緒に食事を楽しめる機能も検討中だ。
Airbnbの大切なキーワードである「暮らすように旅をする」を実現するのに食事は欠かせない。旅行の大切な要素である、滞在場所、経験、食事というすべてのカテゴリーがAirbnbプラットフォーム内で完結すれば、旅行前にパソコン画面と向かいレストランを検索する時間を節約できるだけでなく、現地に住んでいるような体験が得られ、旅行の満足感が高まる。現在は米国内のみ対象だが、世界遺産にもなった和食文化を持つ日本でも同サービスが始まれば、Airbnbを通した楽しみ方が増え、日本の観光需要がさらに高まることだろう。また、宿泊だけではなく、総合的に旅行者をサポートし新しい旅の形を提供し続けるAirbnbの今後にも注目したい。
【参照リリース】Airbnb and Resy Team Up to Offer In-App Restaurant Reservations
(Livhubニュース編集部)
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