Airbnbは3月1日、世界で登録されているリスティング数が600万件を超えたことを公表した。
Airbnbによると、世界中でリスティング数が増加しており、特に中南米、アジア・パシフィック、中東、アフリカは、2014年時点で全リスティング数のうち15%だったものの、現在は30%以上まで伸長している。なかでもメキシコのリスティング数は、2014年とくらべ53%増加した。
Airbnbは世界900都市にそれぞれ1,000以上のリスティングがある。5年前は世界有数の人気観光都市であるニューヨーク、ロンドン、パリの3都市のリスティングが全体の10%以上を占めていたが、現在は3%であり、ゲストの細かな需要にも応えることができるようエリアを拡大した結果がうかがい知れる。2008年創業当初より民泊を中心にリスティング数を伸ばしてきたAirbnbは現在、14,000件のタイニーハウス、4,000件を超える城、2,400件のツリーハウスなど、民泊をはじめとする従来の宿泊施設にとどまらない個性豊かな宿泊施設を掲載している。
また、同社は2月26日、日本のリスティング数が2月16日時点で41,000件に達したことを公表した。日本では住宅宿泊事業法施行を前に違法民泊のリスティングを大幅に削除したことで、サービス縮小の影響が懸念されていたが、Airbnbによると民泊ルールの明確化にともない、事業者は右肩上がりに増加しているという。今年1月には「新しい観光を考える会」を設立するなど、引き続き日本のインバウンド市場、宿泊市場の発展に向けた取り組みを進めている。
Airbnbの利用者数は、2019年の第一四半期までに5億人に達する見込みだ。今後、同社が日本および世界でどのようにさらなるサービス拡大を図るのか、引き続き注目だ。
【関連ページ】Airbnb、「新しい観光を考える会」を東京、大阪、京都で設立。未来志向で持続可能な観光の在り方発信へ
(Livhubニュース編集部)
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