Airbnbは「国際女性デー」である3月8日、2017年に同サービスの女性ホストの収益が約200億ドル(約2兆1,097億円)となったことを発表した。
昨年2017年の国際女性デー(3月8日)には、2008年の創業以来、女性ホストがAirbnbを通じて得た収益が通算100億ドル(約1兆548億円)を超えたことを発表した。その後、女性ホストによる運営が活発化したことでさらに100億ドルの収益が達成されたことで、2017年の収益は約200億ドルとなった。
Airbnbは今回の発表とあわせ、同サービスにおける女性の活躍についても報告した。
Airbnbによるとホームホストの55%、体験ホストの50%が女性であり、ホスト自らのスキルや近隣地域、文化を世界中のゲストと共有することで、多くの女性が起業家として活躍している。とりわけアメリカの女性ホストは2017年には約30億ドル(約3,164億円)の収入を得ている。
各国の女性ホストの比率をみると、ニュージーランドが70%、南アフリカが63%、イギリスが62%と、女性ホストが男性ホストの数を上回っている。なかでもベトナムは昨年114%の女性ホストが増加し、53%となった。
日本も例外でなく、女性のホームゲストは2017年に13%増加し、全体の42%を占めている。また体験ホストの数もアジアでトップを誇り、44%が女性だ。日本でも宿泊施設や体験を提供する女性は年々増えており、最近では空き部屋の活用に限らず、起業や副業、第二のキャリア、地方創生を目的とした体験の提供など、幅広くサービスを提供している。
さらに今回の発表では世界で活躍する女性ホストも紹介されており、東京東部を自転車でめぐり、ゲストに日本伝統の職人技等を案内するkaoruさんや、韓国の伝統的な料理を取り入れた家庭料理を提供するYang Chulさん、インドのニューデリーで地元民ならではの買い物の楽しみ方を教えるParulさん、オーストラリアの伝統文化であるミルクバーを夫婦で伝えるJessicaさんなどがピックアップされた。
Airbnb共同創業者兼CEOのブライアン・チェスキー氏はAirbnbを通じた女性の活躍について「Airbnbは、Airbnbのプラットフォームを通じて女性の経済的エンパワーメントをサポートすると同時に、世界中の女性ホストのコミュニティを支援するために今後も取り組んでまいります」とコメントしている。
世界のあらゆる分野で女性が活躍している昨今、「人をもてなしたい」「地方創生に役立てたい」「起業を目指している」といった思いから、Airbnbを利用しホストとして活躍する女性は多い。将来へ向けた情熱や構想がある女性は、それを実現するためのひとつの方法として、Airbnbホストとしての独自のサービス提供を考えてみてはいかがだろうか。
【関連ページ】Airbnb(エアビーアンドビー)
(Livhubニュース編集部)
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