楽天グループの民泊事業会社である楽天LIFULL STAY株式会社(以下、楽天LIFULL STAY)と、韓国で宿泊施設予約プラットフォームを提供するYanolja, Corp.(以下、Yanolja)は、民泊事業における業務提携について、3月7日に合意したと公表した。Yanoljaとしては初の海外展開となる。
提携により、楽天LIFULL STAYは6月にも開設を予定している民泊サイト「Vacation STAY」(仮称)に掲載する日本国内の民泊物件をYanoljaに供給する。これにより、Yanoljaの利用者は、同社のサービスサイトから日本の民泊施設の宿泊予約が可能となる。なお、Yanoljaのサイト利用者は、家族や友人などのグループ単位で民泊施設を多く利用する傾向があるという。
両社は今後、韓国からの訪日旅行客に向けて共同でマーケティングを行う。なお、本提携を通じてYanoljaは、出張、家族旅行、観光など様々な目的で日本を訪れる韓国の旅行客に対し、各利用者のニーズに合った宿泊施設を揃える予定だ。
Yanoljaは現在17,000軒を超える宿泊施設とパートナー契約を結んでおり、Yanoljaが提供する宿泊予約用アプリケーション経由の2017年の売上高は650億ウォン以上に上る。過去にはサムスン電子の前CEOのジン・デジェ氏から600億ウォン以上の資金調達も実施している。
日本政府観光局(JNTO)が発表した2017年の訪日外客数によると、2017年の韓国からの訪日旅行客は700万人を超え、中国に次いで2番目に日本への旅行客が多い国となっており、今回の提携は韓国からの訪日客の拡大に貢献しそうだ。
今後、楽天LIFULL STAYとYanoljaは、日本国内の民泊市場拡大に向け、韓国からの訪日旅行客の多様な宿泊ニーズに応えるサービスを提供する見通しだ。
【サービスサイト】民泊向け販売仲介サイト Vacation STAY | Rakuten LIFULL STAY
【関連記事】2017年の訪日外客数推計値は2869万人1千人で過去最多。12月も252万1千人で過去最高に。JNTO発表
(Livhubニュース編集部)


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