中国の民泊仲介サイト大手「小猪」は10月10日、新たに3億米ドル(約330億円)の資金調達を行ったことを発表した。主な引受先はアリババグループ創設者のジャック・マー氏が率いるYunfeng Capital(雲鋒基金)とAdvantech Capital(尚珹资本)で、その他の投資家には GIC Private Limited(シンガポール政府投資公社)も含まれる。
小猪の共同創業者兼CEOを務める陳馳(Chen Chi)氏によると、今回調達した資金はグローバルへの事業拡大に向けた投資およびスマートホーム・IoTシステムの開発に使用する予定だという。
小猪は2012年の創業以降順調に拡大を遂げており、現在では世界650か所以上、500,000件以上のリスティングを保有する中国最大規模の民泊仲介サイトへと成長を遂げている。
今年の3月には大手OTAのAgoda(アゴダ)と、5月にはアリババグループのOTA「Fliggy」とも戦略的パートナーシップを締結するなど、中国国外への事業展開に向けた取り組みも積極的に進めている。
また、今年5月に顔認識技術を活用したスマートロックの普及に向けてアリババグループのフィンテック企業、Ant Financial(蚂蚁金服)とも提携するなど、民泊市場をめぐる各国の規制をクリアするための技術投資にも積極的だ。
小猪は昨年11月にYunfeng Capitalから1.2億米ドルの資金調達を行っており、ユニコーン企業への仲間入りを果たしたばかりだった。
【参照記事】China Home-Sharing Platform Xiaozhu Announces Approximately USD 300 Million In New Fundraising
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