民泊・ホテルの清掃代行サービス「CleanB(クリーンビー)」を運営する株式会社ノティオは6月28日、世界最大手の民泊仲介サイトAirbnbの日本法人であるAirbnb Japan株式会社による産業横断型組織「Airbnb Partners」への参画が決定したことを公表した。
同社はブランド・マーケティングを主軸に事業展開している。2015年より民泊専門の清掃事業「CleanB(クリーンビー)」を開始し、大阪市環状線内エリアをメインに累計約40,000件の清掃実績がある。民泊業界の黎明期から取り組んできた豊富な清掃実績と、すべての部屋へ同じ快適さを提供する清掃力、それを実現する人材育成力が評価され、Airbnb Partnersへの参画が決まった。すでに同社は、AirbnbがもつPMSに対して清掃現場の知見を提供するなど、パートナーとしての取り組みを始めている。
同社の清掃サービスの特徴は、高いハウスキーピング力はもちろん、トラブルを未然に防ぐ対策に注力し、さらに社内共通の清掃マニュアルによって技術を均質化している点にある。清掃分野に限らず、民泊事業主が求める幅広いサービスを提供している点も魅力だ。
同社は「子連れでの勤務可能」「シフト希望の自由度の高さ」「クリーナーのMVP奨励」といった複数の人事制度の活用により、未就学児の母親や60歳以上のシニア層など多様な人材の活用を目指しており、これらの取り組みを含めて、今後さらなる広がりが予測される観光業の労働力不足問題に備えるとともに、民泊業界における雇用創出・生産性向上に貢献していくという。
Airbnbは6月6日、Airbnb Partnersの参画企業が117社に達したことを発表した。今後はパートナー企業との新たな取り組みとして、宿泊運用ツールの開発や地域との連携強化、中国との連携などを目指していく。発足からわずか1年余りで3倍以上の拡大をみせているAirbnb Partners。今後どのような企業をパートナーとし、新たな取り組みを行っていくのか注目していきたい。
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(Livhubニュース編集部)
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