株式会社日本法令(以下、日本法令)とAirbnbは2月9日、Airbnbを利用するホストへ向け「民泊用客室案内セット」の販売を開始することを公表した。
設立69年となる日本法令は「法の普及、官と民との架け橋、業務の効率化」という企業理念のもと、法令届出様式や法律改正、新制度に関する専門書を発行してきた。今回発売する民泊用客室案内セットは、6月15日に施行される住宅宿泊事業法(民泊新法)へ向け、民泊ホストの適正な運営をサポートするために日本法令が編集および監修した客室案内ツールだ。

民泊用客室案内セットの全体イメージ
本商品は、A4対応の「客室案内ファイル」に、民泊ゲストに法的義務やルールを伝えるための「ハウスマニュアル」と「ハウスルール」が入っており、それに加え「宿泊者名簿」等がセットになっている。マニュアルとルールは日本語、英語、中国語(簡体字、繁体字)の5か国語に対応しており、客室案内ファイルを1冊部屋に置いておくだけで、幅広い国の宿泊ゲストが民泊施設での過ごし方について理解することができる。
民泊の運営においては、以前から騒音やゴミ出し等の問題で地域住民とのトラブルが懸念されているほか、民泊新法では、犯罪防止や災害発生時対応等の観点から、本人確認と「宿泊者名簿」への正確な記載を求めている。文化の異なる外国人ゲストが快適に過ごすためには、民泊ホストがマナーについて説明や、国によってはなじみのないトイレや給湯器といった宿泊施設の使い方も説明する必要がある。しかし客室案内ツールを導入することで、民泊ホストによるそれらの説明の手間を最小限に抑えることができる。
発売は2月中を予定しており、1セット4,400円(税別)で購入することができる。また「早期予約割引キャンペーン」として、3月31日(金)までに専用申込書(PDF)で申し込んだ場合は、1割引の価格で購入することができる。
Airbnbを利用中の民泊ホストでゲストへの説明や対応に不安のある方はぜひ導入を検討してみてはいかがだろうか。
【商品ページ】民泊関連商品(日本法令)
(Livhubニュース編集部)


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