世界最大のオンライン宿泊予約サイトBooking.comの日本法人であるブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社は10月26日、2018年の「旅行業界8大トレンド」を公表した。
「旅行業界8大トレンド」は、1億2,800万件以上のクチコミや日本を含む26ヶ国、1万9,000人以上を対象にしたアンケート結果をもとに作成された。トレンドとして、旅の計画設計や事前体験に活用可能な「AI(人工知能)やデジタルテクノジー」、「バケットリスト(死ぬまでに一度は行きたい場所や、やりたいこと)を叶える旅」、「思い出を巡る旅」、「SNSやポップ・カルチャー巡礼旅」、「美と健康の旅」、「コスパ重視旅」、「友達との旅行」、「バケーションレンタル」の8つが挙げられた。
この中で民泊を含む長期滞在型宿泊施設に宿泊する「バケーションレンタル」に関しては、世界の回答者の33%が「別荘やアパートメントなどのバケーションレンタルに泊まりたい」、21%が「自分の部屋や別荘を宿泊予約サイトに掲載させてみたい」と回答した。それに対し、日本の回答者は12%が同様の回答をした。日本ではまだバケーションレンタルの認識が世界ほど浸透していないこともこうした低い数字につながったといえそうだ。
現在、ブッキング・ドットコムでは世界中で140万軒以上の宿泊施設を予約でき、日本でも1万4,000軒以上を予約可能だ。日本では民泊施設の掲載を試験的に導入中で、ブッキング・ドットコムから最大限の支援を受けられる一方、法の順守はもちろんのこと快適な宿泊サービスを提供できるプロフェッショナルな物件のみが掲載可能となっている。
旅行者による宿泊施設のオーナーへの期待度は割と高く、世界においてもプロフェッショナルな要素を求められているようだ。世界の25%が「オーナーに対し、名物料理や観光スポットなどの地元の情報の提供を期待する」と回答した一方、30%が「過干渉はイヤ」、13%が「オーナーと一切話したくない」と回答した。バケーションレンタルがトレンド化することにあわせ、オーナーにはゲストとの適正距離を測るスキルが求められているようだ。
(Livhubニュース編集部 平井 真理)


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