スタートアップから大手企業まで新規事業支援や新規サービス開発支援を行うK.S.ロジャース株式会社は8月10日、フルリモートワークで働きやすい環境づくりを目的に、新たな福利厚生を設けたと発表した。
2017年の創業より、「エンジニアにとって働きやすい環境の追求」を掲げ、フルリモートワーク・フルフレックスのほか、従業員全員が雇用形態を自由に選択できるなど、新しい働き方に挑戦し続けている同社。
2020年8月には正社員とフリーランスを組み合わせた雇用制度「フリーランス型正社員(ジェネシス)」を導入するなど、在籍する130人以上のメンバーが充実してワークライフバランスを保てるよう制度を整えている。
フルリモートワーク企業ならではの同社の利点を活かし、このたび、新たに3つの福利厚生を設置。正社員でも自由かつ充実して働いていくことができるよう制度を整えた。
1つ目の「ワーケーション手当」は、自宅など固定の環境で働くことが多い中で、普段とは異なる非日常の環境で場所にとらわれず働き、リフレッシュや休暇取得を促進する目的で設置。
3ヶ月に1回、ワーケーションに伴う宿泊費として上限4万円の手当を支給する。またK.S.ロジャースが運営するワーケーションメディア「Trabiz」を利用した場合、宿泊費、交通費、体験・アクティビティ費用においては追加2万円を支給する。
2つ目の「リモートワーク手当」は、リモートワーク環境でも、従業員のキャリア形成・生産性向上・健康増進などを促進するために設置された。
月額2.5万円を上限とし、「書籍購入手当」や「ワークスペース手当」、「語学学習手当」、ジム・パーソナルトレーニング等の利用費用を補助する「健康増進手当」、家事代行、Uber Eats、宅食等のサービス利用費用を補助する「ワークホーム手当」の5つの選択肢から自由に組み合わせて利用できる。
3つ目の「移住促進手当」は、本社所在地の神戸市、東京都及び政令指定都市以外の地方、海外に住む場合に一律2万円を支給。都市部以外で働くことを促進することで、フルリモートを後押しする。
このたびの福利厚生の新設により同社は、企業としての魅力向上を図り、地方創生にも寄与していく姿勢だ。
新型コロナウイルスの影響により在宅ワークを導入する企業が増える一方、通勤や移動といった環境の変化が乏しいことで不満・不安を抱える在宅ワーカーも多い。ワーケーションや移住の促進、リモートワークならではのサポートが充実した同社の新たな取り組みは、在宅ワーカーならではの心とカラダのケアができ「在宅疲れ」を解消する内容と言えるだろう。
ウィズコロナ時代における新たな福利厚生を検討している企業は、ぜひ参考にしてみてはいかがだろうか。
【参照サイト】K.S.ロジャース
【参照サイト】Trabiz
松岡 のぞみ
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