シンガポールを本社とするMetroResidences株式会社(以下、メトロレジデンス)は2月7日、ビジネス旅行者、海外居住者に向け、香港における宿泊先の提供を開始したことを公表した。
メトロレジデンスは2014年にシンガポールで創業した不動産スタートアップだ。2017年にはMetroResidences Japan株式会社を設立し日本での事業を展開、それに続く3つ目の市場として香港に進出する。シンガポールと日本においてすでに20万泊以上が予約されてきたことから香港においても同様のニーズを見込む。
香港版のウェブサイトでは、香港のビジネス中心地でありショッピングエリアでもあるワンチャイ、ティンハウ、コーズウェイベイ、クオーリーベイ、セントラルの駅近物件のみを厳選して掲載する。
メトロレジデンスは長期滞在者のためのサービスアパートメント予約プラットフォームだ。シェアリングエコノミーのモデルを採用したビジネスを展開しており、不動産オーナーから提供された部屋の運営をメトロレジデンスが引き受けることにより品質を担保したサービスを行っている。
いずれの物件もメトロレジデンスが厳選し、場所や値段、アメニティ等の調整を加えることで滞在者のニーズに合わせた部屋に転換し、利用者の快適な滞在を実現している。
香港カントリーマネージャーであるWesley Tang氏は「香港はアジアで最も重要なビジネスハブで、世界レベルで見ても重要拠点」であり「ビジネス利用からアスリートの方まで、短期・長期問わず強いニーズがある市場だ」と意欲を見せる。
メトロレジデンスは2017年には楽天から3億円の出資を受け、さらに世界を代表するシードベンチャーキャピタル500 Startupsから約8,500万円と合計約4億円の出資を受けており、アジアにおける事業拡大を図っている。
【香港版サービスサイト】Hong Kong furnished and quality apartments | MetroResidences
【コーポレートサイト】Serviced Apartments & Furnished Rentals | MetroResidences
【関連ページ】「新法施行後の民泊+マンスリーハイブリッド戦略」メトロレジデンス・Lester Kang氏
(Livhubニュース編集部)


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