楽天グループの民泊事業会社である楽天LIFULL STAY株式会社と、ベトナムのオンライン旅行予約プラットフォーム「LUXSTAY」を提供するLuxstay PTE. LTD(以下、Luxstay)は9月27日、民泊事業における業務提携について合意したことを公表した。
2016年11月設立のLuxstayは、民泊・宿泊施設の予約プラットフォームを提供するほか、ミドル、ハイクラスのバケーションレンタル用のアパートメント物件を多く取り扱い、旅行関連サービスもあわせて提供するなど、急成長している。
同提携により、楽天LIFULL STAYは、同社が運営する民泊・宿泊予約サイト「Vacation STAY」に掲載している日本国内の民泊施設や簡易宿所をLUXSTAYに供給する。これによりLUXSTAYの利用者は、日本の民泊施設や簡易宿所の宿泊予約をLUXSTAYのプラットフォーム上で行うことができるようになる。同様にLUXSTAYに掲載されているベトナムの宿泊施設もVacation STAYに掲載される予定だ。また、両社は日本とベトナム相互に国の魅力を伝えるマーケティングも共同で行う。
日本政府観光局(JNTO)が発表した2017年の訪日外客数の資料によると、ベトナムからの訪日旅行客は2016年は約23.4万人、2017年は約30.8万人と増加している。今回の提携で、増加を続けているベトナムからの旅客はLUXSTAYの利用を通じて、さらに日本での宿泊先を見つけやすくなりそうだ。
今後、楽天LIFULL STAYとLuxstayは、ベトナムをはじめとするアジア諸国での「Rakuten STAY」ブランド施設の共同開発と提供を検討しており、「Rakuten STAY」ブランドの第一号施設をベトナムで開業することを目指し、協議を進める見通しだ。日本国外を対象に楽天LIFULL STAYが「Rakuten STAY」ブランドの施設展開に取り組むのは今回が初となる。同社の国外に向けた取り組みにも引き続き注目だ。
【サービスサイト】民泊向け販売仲介サイト Vacation STAY | Rakuten LIFULL STAY
(Livhubニュース編集部)


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