1月26日、Airbnbは自社のサービスがアイルランドの首都、ダブリンの経済、社会、そして環境に与えた影響についてまとめたレポートを公開した。
ダブリンでは、2009年のAirbnb開始時から世界中のゲストを呼びこみ、去年だけでも6,100名のホストが403,500名のゲストを招待した。ゲストがダブリンで消費した金額はおおよそ2億1千100万ユーロにのぼり、また一般的なホストが1年間に得る収入は4,900ユーロになる。
またレポートからは、Airbnbの影響が都市部だけにとどまらず地方の村などにも及んでいることが読み取れる。そもそもAirbnbが目標とするものは、ゲストがホストのもてなしのもとその地元ならではの観光を楽しみ、地元産業もそこから観光収入を得るという構図である。
Airbnbや他のシェアリングエコノミーを推進する企業は、普段あまり使われていない資産をより効果的に活用する方法を提言している。退職した人や子供のひとり立ちが済んだ人がAirbnbを利用して部屋の一部をシェアすることで収入を獲得し、地域の購買活動の活性化に繋がっていることも報告されている。
ダブリンに住み、退職後Airbnbのホストとして関わるClareはこう語る。
「Airbnbのホストを通して人生が大きく変わったわ。退職してから多くのゲストを家に迎えるようになって世界中の面白い人たちと関わるようになったの。新しい場所に旅行するときのお金も貯めることができたしね。」
ホストや地域が潤い、ゲストもユニークな体験を楽しめる。そんなホームシェアリングの未来は明るい。
【参照サイト】New Report: Airbnb’s positive impacts on Dublin
(Livhub 編集部 木村つぐみ)
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