民泊サイト世界最大手のAirbnbの単年度の利益が、2020年までにEBITDA(金利・税金・償却前利益)ベースで約35億米ドル程度まで伸びると予測されていることが分かった。Fortune誌が2月15日付けで報じている。この数値は、昨年度と比較して3,400%増となるという。
同誌によると、Airbnbの2017年の売上は約28億米ドルで、EBITDAは4.5億米ドル、2020年までに売上は約85億米ドルまで伸びる予測とのことだ。この数値は、最新のフォーチュン500社のランキングにおいても325位に位置する売上高だ。
先日も、ブルームバーグの報道により、Airbnbは2016年の下半期中に創業以来初めて黒字化したことが分かっているが、2017年も引き続き利益は好調に推移しているようだ。
Airbnbは、ニューヨークやサンフランシスコ、ロンドン、アムステルダム、バルセロナなど世界中の都市でホームシェアリング規制をめぐり協議、協働を重ねており、自治体による法規制を今後の成長リスクと見る向きもあった。一方で2016年には新たにAirbnb「Trip」を発表し、民泊プラットフォームから新たな旅行領域全体のプラットフォームへの進化を宣言する等、成長戦略を掲げていた。
先日のブルームバーグの報道に続き、今回のフォーチュンの報道により同社の経営数値について明るい見通しが出たことで、今後、投資家からの期待はますます加速することになりそうだ。Airbnbの成長は今や世界の民泊市場全体の成長ドライバーでもあるだけに、引き続き今後の拡大が期待される。
(Livhubニュース編集部)
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