民泊サイト世界最大手のAirbnbは1月25日、最も革新的で効果的なクリーンテクノロジーのアイディアを生み出し、クリーンテクノロジーの課題に取り組んだ企業を評価するGlobal Cleantechランキング ベスト100に選ばれたと発表した。
同ランキングでは世界中の9000社もの候補からAirbnbを含めた100社が選出された。
Airbnbは今まで、パートナー企業や事業を展開している地域と協力してホームシェアリングを通じた旅行業の持続可能性を推進してきた。
例えば、Airbnbはスマートホームソリューションを手がけるVivint Smart Homeとパートナーを組み、アメリカやカナダのホストがエネルギー消費を抑えて光熱費を安くすることができるようにしたほか、ソーラーパネルのSolarCityともパートナーを組み、ホストやゲストが太陽光発電を利用してより安く、より簡単にエネルギー消費を抑えることができるようになった。
そして去年の秋には、オーストラリアのニューサウスウェールズにあるシドニーオペラハウスとパートナーを組み、それまで一般には公開されなかった建物の一部をツアーで紹介した。このツアーを通じてオペラハウスという象徴的な建物の持続可能なデザインを紹介し、オペラハウスのスタッフが日々エネルギー消費の抑制に取り組んでいる様子を宣伝した。
ホームシェアリング自体が既に存在する建物や資産を利用して新たな利潤を生みだすという持続可能性の高いビジネスモデルだが、Airbnbはさらにそこからエネルギー節約やソーラーパネルの導入などを通じて、ホストの運用コスト削減と持続可能なホームシェアリングビジネスの双方を支援している。
地球温暖化が進み、若い世代を中心に気候変動への関心も高まってきていることから、Airbnbも環境に配慮した責任あるホームシェアリングを積極的に推進しているが、今回のランキングはその成果を示す良い機会となった。
【参照サイト】Airbnb recognized as an innovative clean technology solution
(Livhub 編集部 木村つぐみ)
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