Airbnb、「新しいアラート機能」で物件予約促進

宿泊施設・民宿のホスト向けサイトAirbnbは6月2日、同社のサービスを利用するゲストに宿泊予約を促す新しいアラート機能を順次導入することを公表した。

現在、世界中に何百万件とあるAirbnbの中からゲストに選ばれ予約を得るためにユニークなリスティング(物件情報)等の工夫が必要となっているが、宿泊先選びで誰もが重視するのは「料金」と「空室状況」であることから、新しいアラート機能は「リスティングの注目度を上げること」、「予約を促すこと」のみに注力した。

新しいアラート機能では、旅行者の検索結果にトラフィック(情報)をリスティングと予約に誘導するメッセージが表示される。

Airbnbが例として挙げた表示内容は、カレンダーで空室がほぼ満室の人気宿にたまたま空きが出て、運良く希望日で検索ヒットしたときには“普段○○さんのお宅は大体いつも満室です”というメッセージが表示される「普段は予約がとれない人気のリスティング」。週、月の割引率を登録すると、リスティングのより目立つ位置に表示する「長期滞在割引がある家」。同一エリア内の空室が減ると以下のアラートが表示される「予約がとりづらい人気エリア」。宿泊まで1週間を切ってしまったゲストに“今すぐ予約”対応物件を表示する「直前予約アラート」だ。

これらのアラートを試験導入したところ、確かな成果と手応えがあったという。

物件のPRを自ら行っていくことに難しさを感じているホストがいる中、こうしたホストの集客を後押しする心強いサービスだ。

【参照ぺージ】予約行動に駆り立てるアラートが検索に出るように!

(Livhubニュース編集部 平井 真理)