世界最大手民泊サイトのAirbnbが、日本で2年10か月ぶりとなる皆既月食を一望できる「夜空が綺麗に見られるお部屋」を特集した。今回の皆既月食は1月31日で、日本全国で部分食の始めから終わりまで観測できる見込みだ。これを逃すと次回は2022年11月8日と予想されている。
一夜限りの特別な天体ショーを楽しめる特別なお部屋として紹介されたのは、いずれも自然豊かでどこか非日常的な4部屋だ。
東京からもっとも近い秘境として紹介されたのは、静岡県南伊豆町の「国立公園内の秘境にある絶景・モダニズム建築」だ。今では建築物を建てられない国立公園の自然保護区にある前面・側面ガラス張りのモダニズム建築で、目の前に夕日が沈む絶好のロケーションにある。180度以上のオーシャンビューで好きなだけ皆既月食を堪能できる。

部屋の中からゆっくり、またはペットと一緒に楽しみたい方におすすめなのは、山梨県南都留郡鳴沢村の「富士山麓ログハウス」だ。その名の通り、富士山の麓、標高1200mに佇む庭付きログハウスで、標高が高く大きな窓があるため、部屋の中からも夜空を楽しめる。大きな庭で夜空を独り占めすることもできる。

夜は部屋の中から皆既月食を楽しみ、昼間はアクティビティを満喫したい方には、北海道上富良野町の「見晴らし最高、丘の上の一軒家。サリーリ」がおすすめだ。広いリビングには十勝岳が一望できる大パノラマが広がる。十勝岳温泉、美瑛、富良野までおよそ車で30分という観光エリア中心にある。こちらは一軒貸切りタイプだ。

特別な一夜を過ごすべく、宿泊場所も個性的にしたい方には、長野県佐久穂町の「Sanson Terrace – 月夜の蚕小屋」がおすすめだ。築70年の養蚕小屋をリノベーションした、冒険心をくすぐる土壁の古民家を一軒貸切りにできる。敷地内の母屋にオーナー夫婦が暮らしているため、貸切型を使ったことがない方も安心して宿泊できるはずだ。

すでに友人や家族、恋人はもちろん、一人でも楽しめそうなAirbnbの個性的なお部屋で、ロマンチックな天体ショーをいつもと違う環境で満喫できそうだ。すでに皆既月食の日の予約は埋まっているが、いつか大自然に囲まれながら夜空を堪能しに行ってみてはいかがだろうか。
(Livhubニュース編集部 平井 真理)


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