シンガポールに本拠を置き、オンライン旅行予約プラットフォーム「agoda」を運営するAgoda社は、2018年1月1日から12月10日までの同サイト上の年末の渡航先予約データの分析結果を発表した。その中で、年末年始の予約先としてもっとも予約が多かった世界の都市は、アジアでは「東京」、ヨーロッパでは「パリ」、米国では「ニューヨーク」だと明らかにした。
2018年の各地域別大晦日渡航先ランキング
アジア | ヨーロッパ | 北米 | |
---|---|---|---|
1 | 東京(日本) | パリ(フランス) | ニューヨーク(ニューヨーク州) |
2 | バンコク(タイ) | ロンドン(英国) | ラスベガス(ネバダ州) |
3 | 台北(台湾) | バルセロナ(スペイン) | ロサンゼルス(カリフォルニア州) |
4 | ソウル(韓国) | ローマ(イタリア) | オーランド(フロリダ州) |
5 | 大阪(日本) | ベルリン(ロシア) | オアフ(ハワイ州) |
6 | パタヤ(タイ) | アムステルダム(オランダ) | サンフランシスコ(カリフォルニア州) |
7 | 台中(台湾) | イスタンブール(トルコ) | シカゴ(イリノイ州) |
8 | 香港(中国) | プラハ(チェコ) | ニューオーリンズ(ルイジアナ州) |
9 | パリ(インドネシア) | マドリッド(スペイン) | マイアミ(フロリダ州) |
10 | チェンマイ(タイ) | ミラノ(イタリア) | トロント(カナダ) |
アジアでトップの東京は、コンサートやパレード、イルミネーションなど年末の楽しみが多く、中国とシンガポールで同様に実施されたランキング調査においても、大晦日を過ごすのにもっとも人気の都市に選ばれている。
続いてヨーロッパでトップのパリは、明け方までくり広げられるニューイヤーイブのパーティや、有名なランドマークでのカウントダウン、家族で参加できるショーなどが開催される。パリは別名「シティ・オブ・ラブ」と呼ばれ、英国やスペインなどのヨーロッパ諸国はもちろん、イスラエル、サウジアラビア、アラブ首長国連邦からの予約客の間でもトップ10にランクインした。
そして北米でトップのニューヨークは、タイムズスクエアで毎年開催され、世界でもっとも有名な年越しカウントダウンイベントのひとつである「ボールドロップ」があり、人気を集めている。
日本からの予約者の年末年始渡航先ランキング
2016年 | 2017年 | 2018年 | |
---|---|---|---|
1 | バンコク(タイ) | バンコク(タイ) | 東京(日本) |
2 | ソウル(韓国) | 東京(日本) | バンコク(タイ) |
3 | パタヤ(タイ) | ソウル(韓国) | ソウル(韓国) |
4 | 台北(台湾) | パタヤ(タイ) | 大阪(日本) |
5 | 東京(日本) | 台北(台湾) | パタヤ(タイ) |
6 | プーケット(タイ) | 大阪(日本) | 台北(台湾) |
7 | 香港(中国) | プーケット(タイ) | プーケット(タイ) |
8 | バリ(インドネシア) | バリ(インドネシア) | バリ(インドネシア) |
9 | 大阪(日本) | 香港(中国) | 沖縄本島(日本) |
10 | 上海(中国) | 京都(日本) | 京都(日本) |
日本の旅行者のランキングでは、1位の東京、4位の大阪、9位の沖縄、10位の京都の国内4都市が、年末年始の渡航先トップ10にランクインしている。海外では、タイの3都市、2位のバンコクと5位のパタヤ、7位のプーケットが日本の旅行者にもっとも人気だった。
2016年には東京と大阪の2都市のみがトップ10圏内にランクインしていたが、2018年は5都市がトップ10にランクインした。特に東京は、2018年の日本の旅行者ランキングでもトップとなった。
【関連ページ】Agoda(アゴダ)
(Livhubニュース編集部)
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