民泊サイト世界最大手のAirbnbは1月23日、イタリアのミラノ市と良好な関係を築きデジタルリテラシーを促進する活動などを通して市に貢献している模様を公開した。
過去にもAirbnbはイベントで市と協力してホストが来場者に家を公開する活動などを行ってきたが、今回Airbnbは、ミラノ市・Collaboriamoと協力してミラノ市に住む50 歳以上の人を対象にしたコースを設立した。このコースはシェアリングエコノミーやデジタルプラットフォームについてもっと学び活用したいと考えている人向けであり、ミラノ市との結束をより深めるプロジェクトとなった。
過去にAltroconsumoが国全体で行った45歳から70歳のイタリア人1000人を対象にした調査では、半分近く(47%)の人がシェアリングエコノミーについて聞いたことがないという結果が出た。
より多くの人がシェアリングエコノミーの知識を身に着けて新たな事に挑戦する機会を得てほしいという思いから、“Sharing Economy School”が誕生した。
このコースで参加者はまず、オンライン上のシェアリングプラットフォームをどう利用するかといった、基礎的なインターネットの知識やスキルについて学んだ。そしてシェアリングエコノミーのコンセプトは実際どのように実現されているのか、また異なるシェアリングエコノミーのプラットフォームを活用して旅のプランを作るにはどうしたらいいか、といった事を学んだ。
Airbnb, Bla Bla Car, Gnammoのユーザーや、ソーシャルメディアを活用した事業を展開する組織の代表者も登場し、参加者との会話を楽しんだ。またこのコースでは2名のスピーカーも登壇した。50代でシェアリングエコノミーの魅力を知りAirbnbにも興味津々のLuigi, そして良いホストになるための工夫について語ってくれたEvaの話に参加者たちは聞き入っていた。
コースの参加者たちはインターネットの新たな利用法を学び、日常で使える便利で重要な力を培った。様々な世代の人がインターネット、そしてシェアリングエコノミーの世界に興味を持ち、インターネット社会の新たな可能性が広がることに期待したい。
(Livhub 編集部 木村つぐみ)
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