setchu株式会社が運営する、私設現代アート美術館「KAMU kanazawa(カム カナザワ)」が、新プロジェクト実現に向けたクラウドファンディングを開始した。「森の循環」をテーマにした企画展とリンクしたクラウドファンディングを通じて、参加者に循環の輪の中に入ってもらい、森と水そして人間との関わりについて考えるプロジェクトとなっている。
KAMU kanazawaは、2020年6月にオープンした金沢市の中心部にある私設の現代アート美術館。これまで金沢市内に5つのスペースを立て続けにオープンさせ、街を歩き、アートを楽しみ都市の魅力を見つけてもらう仕組み作りを行っている。世界的に有名なアーティストや、新進気鋭のアーティストの作品に触れることができる美術館だ。
今回のプロジェクトは、フードアート分野で活躍する諏訪綾子と取り組む。2020年、作家がアトリエを山梨の山中に移したことがきっかけで始まった創作活動。都市で移動や外出を制限されてストレスが溜まる生活の中に、少しでも森の気持ちよさを届けたいと考え制作した、間伐材のスギやヒノキの枝葉を束ねたオブジェ「タリスマン」を介して生まれた森と都市の循環などを世の中に繋いでいく企画展となる。
クラウドファンディングのリターンには、展示で使用する間伐材の枝葉などを使った作品や、森から生まれたエッセンスが詰まったリターンなど、クラウドファンディングに参加する事で、循環の輪の中に鑑賞者が入ることのできるメニューが用意されている。
<リターン内容例>
ESSENCE in the woods_1/森エッセンス_エッセンシャルオイルミスト
ESSENCE in the woods_2/森エッセンス_蜂蜜
森や水。自然がそこに存在していてくれるから私たちはこの地球で生きられている、しかし日常生活ではその接続になかなか意識を向けられない。自然と人間の関係をアートを通していまいちど考えてみるのもよいかもしれない。
【参照サイト】KAMU kanazawa 公式サイト
【参照サイト】クラウドファンディング プロジェクトページ
高橋 真理
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