フランス・パリに本社を置くホテルチェーン大手Accor(アコー)は5月6日、世界の働き方の変化とコワーキングの傾向に鑑み、同社が出資するWOJOを欧州の大手コワーキングブランドにすべく、2022年までに1200のコワーキングスペースを展開することを発表した。
2019年夏までにパリとリヨンに150以上のWOJOスポットがオープンし、2022年までに欧州で1000スポット以上に達する予定だ。
Accorは、拡張ホスピタリティ戦略で新しい分野に進出し、消費者の日常生活に関連性を持つことを目指す。WOJOのコワーキングスペースは、現在パリ8カ所、リヨン8カ所にあるが、今後は世界中のAccorのホテルのあらゆるクラス(エコノミー、ミッドスケール、ルクサリー)で、多様なサービスを提供する計画だ。
2017年7月にAccorとBouygues Immobilierの合弁事業として設立されたWOJOのCEOであるステファン・ベンシモン氏は、「日々、企業やワーカーと直接、接しており、ワークスペースのニーズを理解しています。新しい空間で仕事の質とモビリティを組み合わせることで、お客様のニーズを満たすことが出来るようになります。」と語る。
Accorは、全てのブランドポートフォリオに順次、これらのコワーキングスペースを導入する。ノマドワーカーは、パーソナライズされたサービス、フレンドリーな雰囲気、安全で安定したWi-Fiに接続できるお洒落なスペースで、無料で作業することが出来る。
ホテルの滞在者でなくても、バー、レストラン、ロビーで作業する選択肢がある。また定期的な利用者のために、WOJOは月々の料金設定も用意している。
Accorが手掛けるWOJOは、ホテル事業者がシェアリングエコノミーに進出している一つの例と言える。
Accor launches plan with WOJO to become largest coworking brand in Europe by 2022
(Livhubニュース編集部)
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