クリーンビューティーブランド「SHIRO」が提案する、森の都合に合わせて建てられた一棟貸しの宿

SHIRO

多くの人が、起床後・入浴後の1日2回は向き合うことになる美容。フェイスのみならず、ボディや髪のお手入れ。さらにメイクをする場合は、日中のリタッチも含めてその回数はさらに増えるだろう。アイテムも、フェイスだけで化粧水・セラム・オイル・クリーム……とかなりの数に及ぶ。

近年は、サステナブルな消費を志向する人が増えている。日々使用しているあまたの美容アイテムをサステナブルであったり、エシカルなプロダクトから選ぶだけでも、自然や適正な労働環境に貢献できるといえるのではないだろうか。

とはいえ肌に直接触れるものであるゆえに、品質にもこだわりたいところ。サステナブルかつ上質な商品が欲しい、そんな希望を叶えてくれるのが、日本発のクリーンビューティーブランド「SHIRO」だ。

SHIROができることは、すべてを循環させること

SHIROは、2009年に「LAUREL」として北海道砂川市で誕生。2015年にLAURELからshiro、2019年にshiroからSHIROへとリニューアルした。スキンケア・フレグランス・メイクアップのほか、現在は雑貨やフードも手がけるライフスタイルブランドに成長している。

SHIRO ITEM

SHIROの特徴は、製品づくりにおけるエシカルな取り組みだ。原料となる植物などは、捨てられてしまう部分や規格外のものを優先的に使っている。例えば、フェイスミストに使用されているゆずは、ジュース工場で不要となった皮の部分だ。

国内の雇用創出も目指しており、当初タマヌオイルに使用していたハワイ産のタマヌを沖縄産に変更。防風林や街路樹から落ちた実を、シルバー人材センターの会員が収集しているという。

そして、アイシャドウパレットにも環境への負荷を減らす工夫が。アイシャドウパレットというと、よく使うカラーが先になくなってしまい、それ以外の色が残っているのに買い替えた経験はないだろうか。その点、SHIROのパレットは想定される使用頻度に基づいて分量を設定している。容器のプラスチック量も、当初より削減された。

そのほかにも、全製品のパッケージレス化や動物実験を行わないなど、数多くのエシカルな施策が導入されている。

捨てられてしまうものや、あらゆる素材を恵みに変えたい。
関わっているすべての人を、笑顔に変えたい。
100年先の世の中も、しあわせにしたい。

そのためにSHIROができることは、すべてを循環させることなのだ。2023年末には、「2024年より廃棄物ゼロを目指す」と宣言している。

北海道に一棟貸しの宿「MAISON SHIRO」オープン
MAISON SHIRO

そんなSHIROが、ブランド誕生15周年にあたる2024年4月、創業の地である北海道に一棟貸しの宿泊施設「MAISON SHIRO」をオープンさせる。2階建て・延床面積215.48平米の広々とした空間は、大人4名でもゆったり。自然素材の蒸留設備「シロラボラトリー」が隣接していて、製造工程の見学が可能だ。

シロラボラトリー

もちろんアメニティは、SHIROの製品をふんだんに用意。試作中の新商品が提供されることもあり、ラボラトリー見学とあわせてSHIROの世界観に耽溺できる。

アメニティSHIRO

併設のサウナは、 薪ストーブ・電気ストーブともに本場フィンランドの「IKI STOVE」製(当面は電気ストーブのみの稼働)。壁やウッドデッキは、白樺などの端材で作られたそう。ラボラトリーで製造した蒸留水で行うロウリュウは、また格別だ。

サウナと同様、MAISON SHIROの建築はすべて北海道産の間伐材や家具などの制作で余った端材が使われている。人間の都合でなく、「森の都合」をコンセプトに、自然の循環と美しいクリエイティブの両立を目指したのだとか。道内在住の作家たちが手がけた、あたたかみあふれるドアハンドル・ドアノブにもぜひ注目してほしい。

木材 SHIRO

ユニークなかたちのバスタブには、リラックスして過ごせる配慮が。後頭部をのせるためのへこみや、あらゆる箇所が丸みを帯びた「R形状」のディテールにより、まるで身体と一体化するようなデザインが施されている。

バスタブ

庭にはプルーン・ハスカップといった果物が植えられていて、季節によっては収穫ができることも。子ども連れの際は特に、貴重な体験となるのではないか。付属のキッチンでとれたての素材を調理すれば、さらに思い出が深まるはず。

エシカルな旅を実現してくれるMAISON SHIRO

MAISON SHIROでの滞在は、SHIROのアイテムと同様によりエシカルな旅を実現してくれる。そして、SHIROの世界を暮らすように体験可能だ。ぜひ、いち早くMAISON SHIROに宿泊してみてはいかがだろう。施設のサイトで、2024年4月26日(金)以降の予約を受け付けている。

MAISON SHIRO
住所:北海道夕張郡長沼町加賀団体
公式サイト:https://maisonshiro.jp/
予約:https://www3.yadosys.com/reserve/ja/room/calendar/147/fgdigmdahaecfigegogmdedn/all

【参照サイト】SHIROコーポレートサイト
【関連記事】環境に優しい竹を用いたアメニティ「MiYO Organic」のあるサステナブルな宿
【関連記事】フェアトレードの温かさを体感できる京都の町屋宿「六根ゲストハウス」
【関連記事】北海道ニセコの自然に恋をした、わたしの目線から見える町の魅力

The following two tabs change content below.

Hiroko ASATO

元保護猫と暮らすライター。好きな野球・サッカーチームの遠征についていって、その街を旅するのが楽しみ。最近は大河ドラマ関連の史跡めぐりと、気軽に行ける地元の銭湯サウナに夢中。