株式会社SQUEEZEは12月10日、IoTを活用した宿泊施設「Minn(ミン)」の第3号店となる「Minn Shinsaibashi-East – your second home」(ミン 東心斎橋)を同日オープンしたことを公表した。
同施設は「暮らすような宿泊」をコンセプトとし、グループやファミリーで利用する訪日客をターゲットとした滞在型宿泊施設だ。通常のホテルにくらべ広々とした30㎡以上の各客室内には、キッチンやリビング、こだわりのソファやテーブルなどを備え、ゲストはライフスタイルの延長線上にあるかのように複数人数で楽しいひと時を過ごすことができる。客室数は11部屋、宿泊可能人数は1部屋あたり6名までとなっている。
![Minn 東心斎橋](https://livhub.jp/wp-content/uploads/2018/12/minn3-2.jpg)
運営面でのコンセプトは「IoTの活用」だ。まず、ゲストのチェックインには本人確認システムを活用し、フロントに設置したタブレット端末上でパスポートと本人確認を行う。現地にスタッフが不在の場合でも、遠隔で全国各地のゲストのチェックイン対応ができる。また、宿泊予約の決済はすべて事前決済で対応するため「キャッシュレス」での運営を可能としている。
そして各客室には、Airbnb公式パートナーでありSQUEEZE社が日本の代理店を担うスマートロック「igloohome(イグルーホーム)」を導入しているため、開錠用の鍵やカードの受け渡しの必要がなく、暗証番号のみで入室できる。鍵コードはゲストごとに新しく発行されるため高いセキュリティが確保されるほか、管理者側の対応工数削減、ゲストの「キーレス滞在」も実現している。
さらに運営面では、SQUEEZE社が運営・販売する宿泊施設を一元管理できるクラウドツール「suitebook(スイートブック)」を活用し、ゲストの旅前から滞在中の問い合わせや予約対応、日常の客室清掃などの管理を行う。
Minnは、2017年9月に大阪・十三の1号店、2018年9月には大阪・難波の2号店を開業し、多くのゲストに最先端IoTを活用した宿泊体験を提供している。SQUEEZE社代表の館林氏は昨年10月、Minnを「ペーパーレス」「キャッシュレス」「キーレス」とする方針であることを明言しており、Minnはそれぞれを実現する仕様となっている。
同社はMinn Shinsaibashi-Eastをオープン後、2019年までに東京と大阪を中心におよそ10施設の開業を予定している。現在、大阪を主軸としているMinnブランドの広がりに引き続き注目だ。
【サービスサイト】Minn東心斎橋 | Minn
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【インタビュー記事】「事業多角化の裏にある戦略とは?」株式会社SQUEEZE・舘林 真一氏
(Livhubニュース編集部)
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