世界民泊最大手のAirbnbは7月15日、リオデジャネイロ在住ホストのリオ五輪の予約に関する最新データを発表し、会期中、世界110カ国以上から55,000人以上の宿泊客を受け入れる予定であることを公表した。
1予約あたりの平均宿泊料金は1泊約170米ドルで昨年の8月料金と比較した際の値上がりは平均でわずか19%、平均宿泊人数は3人だという。
当該期間中の予約で最も多いのはブラジル国内からの予約で49%だが、2014年FIFAワールドカップの際、ブラジル国内からの利用が6%だったことを踏まえると、五輪ならではの逆転現象と言える。次いで多いのが米国、アルゼンチン、英国、フランスであり、去年の同期間を比較すると利用者が42倍に増える予定だ。
Airbnbゲスト平均宿泊日数は6日以上であり、アジアからのゲストは、通常平均の5日間より長い、平均13日間の宿泊を予約している。予約物件は人気エリアに集中しているが、一般的な観光地から外れたエリア(メイヤー、デル・カスティーリョ、マレシャル・エルメスなど)にも予約が入っているのが特徴だ。
予約ゲストの60%はAirbnbを利用するのは初めてであり、全体の62%に及ぶホストも五輪期間中に初めて宿泊予約を獲得したという。現在、ブラジル全体でリスティング登録件数は90,000件以上に達している。
FIFAワールドカップを上回る盛況ぶりに、2020年東京オリンピックにおいても期待が持てそうだ。
【参照リリース】2016年リオ五輪、Airbnbで現地に宿泊する観戦客が55,000人を突破
(Livhubニュース編集部 平井 真理)
平井 真理
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