民泊仲介サイトのメタサーチ世界最大手、Tripping.comによると、娯楽用大麻が合法化されている米コロラド州の物件では「大麻OK」を物件の魅力として謳うケースが急増しているという。4月20日付けでTechCrunchが報じている。
サンフランシスコに拠点を置くTripping.comは、HomeAwayやBooking.com、VRBOなどの民泊仲介サイトから高評価の物件を集め最安値や空室状況を掲載している。創業者兼CEOのJen O’Neal氏によると、現時点での掲載物件数は800万件にのぼり、そのうち300万件が即時予約可能となっている。ユーザーにとっては煩雑な宿泊手続きから解放されることがメリットだが、この即時予約も大麻の使用にとってはありがたい仕組みとなっているようだ。
O’Neal氏によると、娯楽用大麻が合法化された州では大麻の隠語である「420」「420-friendly」というキーワードが含まれた物件が増えており、コロラド州で娯楽用大麻が合法化された2014年から2015年にかけて「420」というキーワードが含まれた物件数が86%増加したデータもあるという。
既に世界では「420-friendly」な物件だけを掲載する民泊仲介サイトなども複数出てきており、大麻愛好者の需要を掘り起こしている。Tripping.comは、サイトにおける大麻関連のキーワードの使用をモニタリングすることで、大麻の合法化が旅行業界に及ぼす影響をウォッチしていくとのことだ。
【参照記事】Tripping.com sees non-hotel lodgings draw “420-friendly” travelers


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