アメリカにはAirbnbをはじめとした大手バケーションレンタルサイトが存在しています。バケーションレンタルサイト同士の合併や買収なども多いため、今後も状況は大きく変わる可能性がありますが、サイトが増えるにつれ、今後は民泊ホストもAirbnbだけではなく複数のサイトを活用して集客をする必要性が高まっていくと考えられます。ここでは、アメリカの主要な民泊サイト(バケーションレンタルサイト)を一覧でまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
最大手バケーションレンタルサイト
Airbnb(エアビーアンドビー)
Airbnb(エアビーアンドビー)は言わずと知れたバケーションレンタルサービス世界最大手のサービスです。2008年にアメリカのサンフランシスコでスタートしたサービスで、2022年3月時点で世界10万の都市に600万以上のリスティングが掲載されています。日本法人のAirbnb Japanは2014年5月に東京に設立されました。
Airbnb設立以来、2022年3月時点でAirbnbのホストが得た収益は約1,800億米ドルを超え、Airbnbを通じてゲストがチェックインした回数は10億回を突破しました。リスティング(物件)を貸し出すホストには最大1億円の補償もついており、ホストは安心して物件を貸し出すことができます。
トリップ・アドバイザーグループのバケーションレンタルサイト
オンライン旅行口コミサイト世界最大手のTripAdvisor(トリップ・アドバイザー)は、買収を通じて傘下に数多くのバケーションレンタルサイトを運営しており、トリップ・アドバイザーの口コミプラットフォームに統合しています。
Flipkey(フリップキー)
Flipkey(フリップキー)は、2007年にアメリカのボストンで始まったバケーションレンタルサービスです。2008年8月に宿泊口コミサイト世界最大手のTripAdvisor(トリップ・アドバイザー)に買収されました。以降はTripAdvisorが提供するサービスブランドの一つとなっています。梟マークで同じみのTripAdvisorの口コミが見れるようになっています。
2017年5月時点で全世界で11,000都市、300,000件の物件が掲載されており、日本の物件は約2100件程度となっています。Airbnbと比較すると物件数では劣りますが、予約カレンダーが6か月分表示されており、少し先の旅行日程でも見やすい点、アメニティの検索機能が充実している点などが特徴です。
TripAdvisorが保有する25のウェブサイトを通じて、月間3億4000万人のユーザー数に対して自社の物件をアピールできる点が魅力です。また、5物件以上を運用する場合、自動リスティング、専門家からのアドバイス・技術サポート、写真掲載数無制限など様々な特典・機能を利用できるようになります。
エクスペディアグループのバケーションレンタルサイト
オンライン旅行予約サイト世界最大手のExpedia(エクスペディア)は2015年の12月、Airbnbに次ぐバケーションレンタルサイト大手のHomeAway(ホームアウェイ)を買収しました。HomeAway(ホームアウェイ)は傘下に複数のバケーションレンタルサイトを抱えていたため、結果としてそれらのサイトが全てExpedia(エクスペディア)グループのサイトとなっています。
HomeAway(ホームアウェイ)
HomeAway(ホームアウェイ)は2005年にアメリカのテキサス州オースティンで始まったバケーションレンタルサイトです。設立以降、急速にユーザー数を拡大し、アメリカやイギリス、フランス、ドイツ、ブラジル、オーストラリア、シンガポールなど各地のバケーションレンタルサービスの買収を進めました。その後、2015年12月、オンライン旅行予約世界最大手のExpedia Group(エクスペディアグループ)の仲間入りをしました。2016年に日本支社を設立し、日本語版サイトをスタートしています。
2019年6月時点で世界190ヶ国、200万件以上の物件が掲載されており、毎月4,000万人以上の旅行者にリーチできる世界最大級のバケーションレンタルサイトであるホームアウェイは、ホテルの半分のコストでおよそ2倍の宿泊スペースを楽しめる宿泊物件を多数掲載しています。バケーションレンタルを利用した旅行者の満足度は高く、82%がまた利用したいと回答しています。
ホストは無料で物件を掲載でき、宿泊予約が入った場合のみ手数料が発生します。支払いは手数料を差し引き、旅行者の宿泊後24時間以内に行われます。
VacationRentals.com
VacationRentals.com(バケーション・レンタル・ドットコム)はアメリカ発のバケーション・レンタルサービスです。2007年5月、当時約30,000件のリスティングを抱えていた同サービスは、同じバケーション・レンタル大手のHomeAwayによって買収され、HomeAwayファミリーの一員となりました。
HomeAwayの創業者兼CEOのBrian Sharples氏が、VacationRentals.comドメインの購入に3,500万ドルを支払ったと公表したことで「世界で最も高いドメイン代」として話題になりました。以降はHomeAwayのサービスの一部として運営されており、2015年12月時点で日本の物件は約1,100件掲載されています。
VacationRentals.comへのリスティング掲載についてはHomeAwayに一本化されています。50の提携サイトを通じて毎月7700万人以上の旅行客にリーチできる点が魅力です。
VRBO
Vrbo(ヴァーボ)はアメリカ発のバケーション・レンタルサービスです。1996年創業と他社よりもスタートが早く、アメリカ最大手のサービスに成長していました。2006年11月、当時約65,000件のリスティングを抱えていたVRBOはHomeAwayに1億6000万米ドルで買収され、HomeAwayファミリーの一員となりました。以降はHomeAwayのサービスの一部として運営されていましたが、2020年にHomeAwayからVrbo(ヴァーボ)にリブランディングして運営されています。
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(Livhub 編集部)
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