株式会社ボーダレス・ジャパンの提供する電気サービス「ハチドリ電力」は、株式会社シマトワークスとコラボレーションし、同社が運営するワーケーション拠点「Workation Hub 紺屋町」に電力を提供すると発表した。
ハチドリ電力は、CO2ゼロの実質自然エネルギー100%プランのみを販売する電力サービスだ。再エネ指定の非化石証書を供給電力全量分購入することで、実質的に「100%自然エネルギー由来」「CO2排出量ゼロ」の電気の提供を可能としている。
一方の株式会社シマトワークスは「わくわくする明日をこの島から」をコンセプトに、兵庫県淡路島を拠点に観光や食、新規事業ディレクションなどを手がける企業だ。これまで淡路島で10年以上にわたり、島ならではの暮らし方や働き方、おもてなしの魅力を高める企画を多数実施してきた。長年培ったノウハウや島内のさまざまな分野とのネットワークをいかし、「島のコンシェルジュ」として洲本市の街を舞台にワーケーション事業を展開している。
同社は5月7日より、洲本市でワーケーション事業「workation.life」を開始した。与えられた働き方に人生を添わせるのではなく、一人ひとりが働き方や生き方にオーナーシップを持ってほしいという想いから始め、同時に拠点となる「Workation Hub 紺屋町」をオープンした。物件オーナーが町の活性化に使いたいと考えたことから、かつて酒屋だった長屋をリノベーションした。内装作業には、ワーケーションサービスの利用予定者や地元の有志の人たちも参加した。
1階には、農園で採れる季節の農産物を使ったメニューを楽しめるカフェスペース「farm studio テーブルと燕」と、カフェに一体化しているコワーキングスペース、そしてサービス利用者専用の宿泊スペースがある。2階には、事業者様向けのオフィススペースとしてシェア型サテライトオフィスを設けている。
そうした風情あふれる長屋に、実質的にCO2ゼロの自然エネルギー100%の電気を通す。現在、ハチドリ電力は、子どもの貧困や教育、社会福祉、町づくり、自然環境保護といったさまざまな社会課題に取り組む63の団体と提携している。
ハチドリ電力を使用すると、電気料金の1%が自然エネルギー基金として提携支援先に送られる。支援したい団体は、自分で選ぶことができる。また、ハチドリ電力を使えば使うほど、自然エネルギーの発電所が増える仕組みとなっており、地球温暖化防止につながるようになっている。
CO2削減をはじめとするさまざまな社会課題に取り組むハチドリ電力、そして淡路島で新しい事業を展開する事業者を支援するシマトワークス、それぞれの今後にも注目だ。
【ウェブサイト】ハチドリ電力
【ウェブサイト】Workation Hub 紺屋町
明田川蘭
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