サーキュラーエコノミー推進プラットフォーム「Circular Yokohama」を運営するハーチ株式会社は2021年1月6日より、一般社団法人YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス、NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボとともに、横浜の地域課題解決プラットフォーム「LOCAL GOOD YOKOHAMA」のスクール事業第一弾として、サーキュラーエコノミーをテーマとするまちづくり学習プログラム「Circular Economy Plus School(サーキュラーエコノミープラススクール)」を開始する。
「サーキュラーエコノミープラススクール」は、横浜が独自に掲げるビジョンである「サーキュラーエコノミーPlus」の実現に向けた、地域発の学習プログラムだ。「サーキュラーエコノミーPlus」とは、サーキュラーエコノミーの文脈で語られることが多い「Planet(環境)」「Profit(経済)」だけではなく、「People(人々)」の側面にも重点を置き、サーキュラーエコノミーを資源循環や経済成長の視点だけではなく、まちで暮らす人々のウェルビーイングを実現するための手段として捉えるビジョンをいう。
食や再生可能エネルギーの地産地消、空き家や遊休農地といった地域の遊休資産を活用した循環型のまちづくり、地域全体のウェルビーイングを実現するためのヘルスプロモーション、地域の中に循環経済の担い手を増やすためのパラレルキャリア推進の4つを重点領域に定め、横浜ではこのビジョンに基づき、産官学民一体でさまざまな循環型のまちづくりの活動を展開している。
今回のプログラムは「学ぶ、つながる、循環する」をコンセプトに、循環型のまちづくりに関わる人々のつながりの創出、担い手の育成を目的として行われる。横浜市内外でサーキュラーエコノミー、SDGs、まちづくりに関わる30名以上の専門家や実践者が講師となり、横浜市の地域課題解決を目指す。
同プログラムは全12回のオンラインの座学セッションと、全10回のフィールドワークにより構成される。座学セッションではサーキュラーエコノミーに関する体系的な知識や具体的な実践事例を学ぶことができ、フィールドワークでは、横浜の循環型まちづくりの現場訪問やワークショップを行う。
開催期間は1月6日~3月27日の3か月。日時は座学セッションが原則毎週水曜日の18:00~20:30(例外あり)、フィールドワークが毎週土曜日の10:00~、または13:00~。定員は座学セッションが50名、フィールドワークが5名から20名程度。参加費用は座学セッションが各回1,500円、全12回一括購入15,000円、フィールドワークが各回1,500円、学生は500円割引となる。
プログラムは各回ごとに参加できる。座学セッションはオンラインのため、日本のほか海外からの視聴もできる。また、参加チケットの購入者は、視聴用のアーカイブ動画のURLも共有される。
横浜市内での活動を主な内容としているものの、サーキュラーエコノミーについて、日本でどのような取り組みが行われているのかを知り、ほかの自治体における循環型まちづくりにも役立てることができる、またとない機会だ。ぜひ参加してみてはいかがだろうか。
プログラム構成
- 第1回「横浜とサーキュラーエコノミー」(1/6・水)
フィールドワーク:なし(オンライン懇親会を座学セッション後に実施) - 第2回「食のサーキュラーエコノミー」(1/13・水)
フィールドワーク:SDGs横浜金澤リビングラボ視察@(1/16・土) - 第3回「再エネとサーキュラーエコノミー」(1/21・木)
フィールドワーク:空き家リノベーション体験@神奈川県箱根町(1/23・土) - 第4回「サーキュラーエコノミーとまちづくり」(1/27・水)
フィールドワーク:森ノオト視察(1/30・土) - 第5回「ウェルビーイングとサーキュラーエコノミー」(2/3・水)
フィールドワーク:横浜市中区寿町(2/6・土) - 第6回「サーキュラーエコノミー時代の新しい働き方」(2/10・水)
フィールドワーク:緑園リビングラボ視察(2/13・土) - 第7回「プラスチックのサーキュラーエコノミー」(2/18・木)
フィールドワーク:ごみ拾い活動(2/20・土) - 第8回「ファッションのサーキュラーエコノミー」(2/22・月)
フィールドワーク:プラスチック活用ワークショップ(2/27・土) - 第9回「サーキュラーエコノミーとスタートアップ」(3/3・水)
フィールドワーク:サーキュラービジネスアイデアソン@Haishop(3/6・土) - 第10回「サーキュラーエコノミーとDX」(3/10・水)
フィールドワーク:サーキュラーエコノミー×DXワークショップ(3/13・土) - 第11回「ドーナッツ経済学で考えるサーキュラーエコノミーplusの価値」(3/17・水)
フィールドワーク:ドーナッツ経済学ワークショップ 3/20(土) - 第12回「公民連携による横浜発のサーキュラーイノベーション」(3/24・水)
フィールドワーク:なし(オンライン懇親会を座学セッション後に実施)
※セッションおよびフィールドワークの内容は変更になる可能性あり。
※第7回のフィールドワーク「ごみ拾い活動」への参加は無料。
【申し込みページ】【Circular Economy Plus School Vol.1】「横浜とサーキュラーエコノミー」~海外先進事例とともに考える、循環する都市・横浜の未来~ | Peatix
【ウェブページ】Circular Economy Plus School(サーキュラーエコノミープラススクール)
【ウェブサイト】NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ
【ウェブサイト】LOCAL GOOD YOKOHAMA
【ウェブサイト】#おたがいハマ -OTAGAISAMA YOKOHAMA-
【ウェブサイト】一般社団法人YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス
【ウェブサイト】ハーチ株式会社
【ウェブサイト】Circular Yokohama
(Livhubニュース編集部)
最新記事 by Livhub 編集部 (全て見る)
- 旅する意味の再発見。地域や人と繋がれる宿泊先が見つかる世界の検索サイトまとめ - 2024年11月18日
- 「日本の冬を終わらせない」アウトドア業界110社が挑む、気候変動対策 - 2024年11月15日
- きっと感動する、神秘的な夜の植物たち。京都府立植物園で没入型アートイベント開催 - 2024年11月11日
- 【11/19開催】成長至上“じゃない”社会と経済システムとは?ゼブラ企業と欧州動向をもとに考えるイベント - 2024年11月6日
- 「よっしゃ頑張ろう」空の旅で、夢への一歩を。JAL、大谷翔平の移動距離を若者へ贈る”ドリームマイルパス” - 2024年10月29日