千葉県香取郡多古町と株式会社マイナビ地域創生とANA成田エアポートサービス株式会社の三者は12月23日、多古町の地域活性化を目的とした古民家「大三川邸」再生事業に協力して取り組むと発表した。
大三川邸は、成田空港に隣接する多古町の古民家で、この施設を一棟貸し宿泊や多目的施設に改修し、観光客やワーケーション利用者を呼び込む狙いだ。また、交流人口・関係人口の創出に資する施設としても活用する。
本事業は、多古町における地方創生事業“多古町「農あるまちづくり」プロジェクト”によるもの。多古町が国の地方創生推進交付金を活用してリノベーションした古民家を、全国で地域資源を活かした事業創出を展開している、マイナビ地域創生が借り受けて運営等全般を担う。さらにANA成田エアポートサービスが、顧客満足度の高い接客やサービスの知見やノウハウを提供することで、地域の魅力を最大限に活かした事業を官民連携で展開する。

多古町・古民家宿泊施設内観イメージ図
大三川邸は、大型の豪農住宅を改修した母屋と、蔵を改修した離れがあり、約60坪の広々とした敷地を誇る。宿泊は、一棟貸しで最大8名まで。離れでは、キッズルームやシアタールームなど子供も大人も楽しめる遊び場として、また企業研修やリモートワークなどワーケーションとしての活用が期待される。
敷地内の高台には露天風呂が設けられ、成田空港を発着する飛行機を眺めながら、四季折々の田園風景を楽しめる。また、地元と連携して豊かな地域資源を活用した食事や農業体験などの提供も行う。日本人はもちろん、コロナ終息後には外国人観光客の新たな農泊体験スポットとして活用する計画だ。
大三川邸のオープンは2021年4月予定、2021年2月より予約開始を予定している。
【ウェブサイト】「農あるまちづくり」プロジェクト
(Livhubニュース編集部)

明田川蘭

最新記事 by 明田川蘭 (全て見る)
- 自分と、自然と、つながる時間。ワーケーションプログラム「つるフォルケ」で自分を捉えなおす旅 - 2022年6月15日
- サウナで仲間と語らう。 東日本橋に完全予約制のコミュニケーションサウナ「OOO(オー)」開業 - 2022年6月14日
- 富士河口湖、旅行者と地域をつなぐ新世代型 “道の駅”「旅の駅 kawaguchiko base」6月11日開業 - 2022年6月14日
- 木で酔う、一口で魅惑の森林トリップ。日本の林業活性化を目指す「フォレストジン」誕生 - 2022年5月27日
- バリ島ウブドのエシカルホテル「Mana Earthly Paradise」、5〜6月限定でウェルビーイングワーケーションキャンペーン実施中 - 2022年5月23日