食を通して生き抜く力を学ぶ。富士北麓の食の拠点複合型レストラン「Restaurant SAI 燊」6月1日(土)オープン

食べ物が私の口に運ばれるまで、どのような過程を経てきているのだろう。
どのくらいの人が関わり、どのような想いで作られているのだろう。
考えれば考えるほど、食にはさまざまな想いが寄せられているのだと気がつく。
今度は想いを受け止めに行きたい。

総合エンターテインメント事業を展開する株式会社アミューズは、2024年6月1日(土)、山梨県西湖に複合型レストラン「Restaurant SAI 燊(レストラン サイ)」 を開業する。料理長には、2023年度農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」を受賞した豊島雅也氏を迎え、「奥・山梨料理」をコンセプトに、富士北麓の稀有な自然に育まれた食材を使った新ジャンルのガストロノミーを提供していく。また、敷地内では「食を通して生き抜く力を学ぶ」ための様々な取り組みも行う予定だ。

「生き抜く力」をプロデュースする、アミューズ「Life Lab.」

アミューズは、新時代の文化を世界へ発信することを目指し、山梨の地域資産を活用したライフカルチャー事業を行ってきた。2021年に山梨県西湖に本社を移転。「感動だけが、人の心を撃ち抜ける」のスローガンのもと、社員自らが地域資産の生産、加工、販売などを実践することで、山梨の魅力を再確認し、今後も真摯かつダイナミックに取り組みを加速させることで新たな感動づくりに取り組んでいる。

2023年には新部署「Life Lab.(ライフ ラボ)」を立ち上げ、部員自らが畑を耕し野菜やフルーツの生産・収穫、鹿や猪など害獣の狩猟活動、調理まで行うなど、自然の中での暮らしを実践しながら、アミューズ独自の切り口で地域資産の活用を目指している。

ガストロノミーの舞台となる山梨県西湖

アミューズのこれまでの取り組みをより高いレベルで中長期的に続けていくための拠点として、2024年6月1日(土)「Restaurant SAI 燊」がオープンする。

レストランが位置する富士五湖のひとつ「西湖」は、世界文化遺産に登録される「富士山〜信仰の対象と芸術の源泉〜」の構成要素のひとつで、多くの芸術作品とゆかりが深い景勝地。山に囲まれた穏やかな湖面は、一年中標高約900mの水位が保たれ、朝は霧に包まれ幻想的な世界に変わる。

西湖の南岸をとりまく青木ヶ原樹海は、誕生してから約1200年という若い森で、溶岩の上のわずかな土に必死に根や苔を張る姿は、世界でも珍しい個性的な景観と生命力を感じさせ、標高差や気温差が激しく、水や温泉、土壌といった火山の恵み豊かな特徴は、山梨県を象徴するにふさわしい場所だ。

アミューズは2021年に当地に本社移転して以来、日々地域の魅力を発見するなかで、個性的な食材が手に入るだけでなく、西湖の自然から多くのインスピレーションを受けることで、創造性豊かな料理を生み出すことができると考え、西湖でのオープンに踏み切った。

食の可能性を追求する「Restaurant SAI 燊」

富士山麓の自然の恵みを感じられる「Restaurant SAI 燊」。食の新たな可能性を追求する場所はどのようなものなのか、ご紹介する。

料理コンセプトは「奥・山梨料理」

Restaurant SAI 燊の料理長は、「ゴ・エ・ミヨ」3年連続受賞、2023年度農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」を受賞した豊島雅也氏が担当する。

料理コンセプトは「奥・山梨料理」。西湖が、富士五湖のなかでも山深く奥まっていることに由来し、世界でも稀有なこの場所だからこそ手に入る食材の味わいを「奥・山梨料理」として昇華させ、常に食の新しい世界を追い求める料理を提供したいと考えている。

調理の基本は薪火。さまざまな火力を操りながら、富士北麓の食材がもつジビエ、キノコ、山菜、高原野菜、淡水魚などの深い味わいを引き出していく。焚付けとなる樹木にもこだわり、富士山に自生する植物や樹皮を香りによって使い分け、スープのブイヨンやスパイスにも、富士山で採集される天然の葉や芽を使うなど、従来の概念にとらわれず「生きとし生けるものをすべていただく」という発想で挑む新たなガストロノミーとなる。ペアリングには、山梨ワインだけでなく、県産の日本酒、クラフトジン、クラフトビールなどの多彩なお酒との組み合わせを予定。県内のワイナリーや蒸留所の協力を得て、奥・山梨料理をさらにひきたてるマリアージュをお楽しみいただける。

食を通して生き抜く力を学ぶ

Restaurant SAI 燊では「食を通して生き抜く力を学ぶ」をテーマに、食にまつわる様々な実践をおこなう予定だ。敷地内には、ハーブガーデンや野菜の自家畑、きのこや山菜の採集、養蜂ができるエリアを造成し、栽培された食材を使った発酵や熟成のほか、将来的にはジビエの食肉処理場も構想中。

CO2排出削減のため、落ち葉を使ったコンポストの採用し、廃棄食材を使ったリプロダクト製品の開発などにも挑戦していく。シェフやスタッフとともに、食を扱う専門家から富士河口湖町を訪れるインバウンド層までが気軽に参加できる体験イベントや、地元ワイナリーや生産者とのペアリングイベントも開催予定だ。食にまつわるあらゆる活動にチャレンジできる拠点として、また、生きとし生けるものすべてにアンテナを巡らせ創造的な知の探求をおこなう場として、活気あふれる場所になることを目指す。

食から学べることは多くある。
まずは体験しながら食の奥深さを楽しんでみてはいかがだろうか。

【店舗概要】
施設名:Restaurant SAI 燊(レストラン サイ)
開業日:2024年6月1日
住 所:山梨県南都留郡富士河口湖町西湖208-1
アクセス:
・車の場合 東富士五湖道路富士吉田IC・中央自動車道河口湖ICより約20分。駐車場あり
・電車の場合 新宿駅から河口湖駅まで約120分。河口湖駅よりタクシー約20分
・高速バスの場合 新宿駅から河口湖駅まで約105分。河口湖駅よりタクシー約20分
営業時間:17:30ドアオープン/18:00スタート 完全予約制
定休日:日・月曜日
座席数:22席(個室あり)

【協力生産者・事業者】
HERB STAND
セブンシダーズワイナリー
笛吹オリーブオイル前田屋

【開業前イベント出店情報】
レストランのオープンに先立ち、東京都内でのイベントにも出店する。豊島シェフ開発・監修の鹿肉ソーセージ(プレーン味・山椒味)も用意され、「Restaurant SAI 燊」の世界観をいち早く味わえる。

「Tokyo Delicious Museum」
開催日:2024年5月17日(金)~19日(日)
開催場所:りんかい線国際展示場駅前 シンボルプロムナード公園内(石と光の広場・花の広場)
開催時間:11:00〜21:30(ラストオーダー21:00)
URL:https://tokyotokyo-delicious-museum.jp/

【参照サイト】株式会社アミューズ 公式サイト
【参照サイト】Restaurant SAI 燊 公式サイト