全裸で暮らす?イタリアでヌーディストの家にホームステイしてみた話
「ようこそ!さあ家の中に入って。早く早く!」 ローマ郊外のとあるマンションの一室。下半身を扉で隠しながら私とパートナーを出迎えてくれたのは、素っ裸のおじさんだった。 文字通り素っ裸。その身に纏っていたものは眼鏡だけだった…
「ようこそ!さあ家の中に入って。早く早く!」 ローマ郊外のとあるマンションの一室。下半身を扉で隠しながら私とパートナーを出迎えてくれたのは、素っ裸のおじさんだった。 文字通り素っ裸。その身に纏っていたものは眼鏡だけだった…
ウズベキスタンの首都、タシケントの穏やかな住宅街で私とパートナーを出迎えてくれたのは、パートナーが大学時代を共にした友人とその家族たち。ご両親や弟家族など、総勢十数人が私たちを歓迎してくれた。 「いらっしゃい!今はラマダ…
「世界一周してみて、どの国が1番良かった?」 かつて世界一周旅行を経験した友人に聞いてみたことがある。 「イランだね!間違いなく。あんなに優しく親切な国は見たことがないよ」 イランといえばアメリカと仲が悪く、謎に包まれた…
「インドに行って本格的なヨガ修行をしたい!」 ヨガやインドに多少興味がある人なら一度はそう考えたことがあるかもしれない。 私もコロナ禍でYoutubeを観ながらヨガを始め、コロナが明けて世界一周旅に出ると決めた時にその考…
空港から一歩出ると、少しひんやりとした澄んだ空気が私を包んだ。太陽の優しい日差しのおかげで、寒さは感じない。まずは深く深呼吸をしてみる。 私が直近3週間滞在していたのは、大気汚染が酷いと言われるインド。肺いっぱいに澄んだ…
インドを旅する観光客を強く惹きつける街が、ガンジス川のほとりに存在する。 それがヒンドゥー教最大の聖地と呼ばれる「バラナシ」だ。 「聖地と呼ばれるからには、きっと壮麗で立派な場所なのだろう」 バラナシを訪れる前の私はこの…
サッカーほど点が入らないスポーツも、なかなか存在しないと思う。 小さい頃習っていたテニスは、一度ラリーが始まればどちらかに必ず点が入る。 兄の影響でよく観戦していたバスケットボールは、1試合40分で100点近く点が入るこ…
2024年2月、世界最大の祭りと言われるブラジルのカーニバルを体験するためにリオデジャネイロを訪れた。4日間みっちり、カーニバルを堪能した記録を残していく。 ストリートカーニバル「blocos」でローカル体験 bloco…
「地上の楽園」を期待して訪れたキューバの首都、ハバナ。 実際に街を歩いて目に入ったのは、積み上がったごみと、今にも崩れ落ちそうな建物たちだった。 そこは「地上の楽園」からはほど遠く、私にはむしろ「世紀末」のような場所に感…
「あなたはどんな宗教を信仰しているの?」 海外に行くとたまに尋ねられるこの質問。 私はいつも曖昧な答えを返している。 「一応仏教徒かな…お葬式は仏教式でやるし、家には仏壇があるよ。でもクリスマスも一応祝うし、神社もお寺も…
「今日はここに宿泊してもらいます。ベッドは1つ。狭いけど、仲良く寝てね。」 2023年7月。とある知り合いの紹介で、ケニアに住むマサイ族の家に1週間ホームステイをさせてもらうことになった。参加したのは、7日間でマサイ族の…
冬の気候が顔をのぞかせる11月、メキシコにやってきた。 メキシコ滞在の一番の目的は、11月1日から3日にかけて行われる「死者の祭り」に参加すること。死者の祭りとは、簡単に言うとメキシコ流のお盆のことを指す。 お盆といって…
「アフリカは発展していない場所だから、十分気をつけて行ってきてね…」 今年90になる祖父が、旅立つ孫を心配して弱々しい声でこんなことを言った。 孫である私は自信満々にこう答えた。 「大丈夫!最近はアフリカもす…
「この国の人たちを幸せにしているのはコーヒーとアルコール、そして自然じゃないかな」 「きのこ狩りは自然と触れ合う文化の象徴とも言えるね」 北欧といえば幸福度ランキングの常連国。そんな国に移住した友人がこんなことを言ってい…
北欧デンマークの首都コペンハーゲン。 小さなこの国の中心に「クリスチャニア」と呼ばれる自治区がある。 2023年10月、私はとある好奇心に突き動かされ、少し歳の離れた友人を訪ねにクリスチャニアに足を運んだ。 幸福の国の楽…
2023年8月、西アフリカの国ガーナの首都アクラを訪れた。 現地に着き、一息ついてから、近くの海岸を少し歩いてみることにした。波の寄せる音が響く。 足を進めるとすぐに異様な物体が目についた。これまで一度も目にしたことのな…
「あなたも踊りなさい!さあこっちに来て!」 見知らぬ女性に手を引かれ、私は踊りの輪に飛び込んだ。 お腹の底に深く響く太鼓の音。 全身を使い何かを表現する激しいダンス。 色とりどりのアフリカ布を身に纏った人々。 一面の笑顔…