Airbnb、航空業界の重鎮フレッド・リード氏をグローバル交通責任者に起用

世界最大手民泊サイトを展開するAirbnbのグローバル交通責任者に、LCC「ヴァージン・アメリカ」の創業CEO(最高経営責任者)であるフレッド・リード氏が就任した。

リード氏の航空業界での実績は約30年にわたる。ヴァージン・アメリカの創業CEOとしては、格安航空ながら機内サービスやエンタテイメント、機内食、機内デザインなどを刷新した。それ以前には世界最大の航空機メーカーであるボンバルディア社の独立部門フレックスジェット社の社長、キティホークの独立部門であるコーラ・エアクラフト・プログラム社長、デルタ航空、米国人として初めてルフトハンザ航空の社長などを歴任し、世界初の複数のエアラインブランドから成るスター・アライアンスの共同設計も手掛けた。技術、ホスピタリティ、サービスまで、航空業界のあらゆる分野に通じた人物だ。

Airbnbは2008年の創業以来、「誰もがどこにでも居場所を感じることができる世界をつくる」をミッションとし、宿泊施設・民宿を貸し出す人向けのウェブサイトを運営しており、現在は世界191か国、81,000以上の都市で500万を超えるユニークな宿泊施設を掲載している。航空業界の立て役者であるリード氏の参画は、同社の「ミッションを一歩進めるために、Airbnbは宿泊、体験、移動という旅の始まりから終わりまでをワンストップで提供する」という姿勢に合致する。

ただし、同社は「新たに航空会社を設立することや単なる航空券の予約サイトを追加することは考えていない」と明言する。リード氏を、キャリアを積んだ航空業界ではなく交通責任者というポストに就かせたのは「シームレスな旅を実現するためのパートナーシップやサービス開発に注力するとともに、人と人のつながりが生むホスピタリティを提供していく」(同社)という戦略の表れだろう。

就任にあたり、リード氏は「空の旅、地上での移動に関わらず移動時間を容易にかつ楽しくするための製品開発やパートナーシップの機会は限りなくある。これらの可能性を実現させるには長い年月と絶え間ない試行が欠かせない。大きな挑戦の機会を与えられ大変光栄だ」というコメントを発表している。

【関連ページ】Airbnb(エアビーアンドビー)

(Livhubニュース編集部)

The following two tabs change content below.