IKI PARK MANAGEMENT株式会社は12月14日から12月17日まで、壱岐市とともに、地域課題を解決する「事業創造型ワーケーション」モデルを確立するためのモニター施策を実施する。
本施策では、ワーケーションに、週に何日かは地域に出向く「逆参勤交代構想」を取り入れ、有人国境離島法による雇用機会拡充事業と連携することで、複業や兼業、地域貢献などを推進する。また、コロナ渦において、移動や体験、食事、宿泊などのさまざまな場面で、安心安全な島旅を提供するための対策をし、モニターツアーによる効果検証を行うことで、壱岐島独自のワーケーションパッケージを創出する。
実施する場所は、九州のハブとなる福岡市から約1時間の長崎県壱岐島。2019年5月にリニューアルした豊かな自然環境を最大限に活かした「壱岐イルカパーク&リゾート」が拠点となる。ワーケーションが快適になるよう全島に光ケーブル網を整備している。
参加者はまず来島前に地域課題を洗い出した「事業創造型」ワーケーションに関するウェビナーに参加。来島中は、イルカとふれあうアクティビティや、SUPや釣りなどのマリンアクティビティ、キャンプやプチトレッキングなどのアウトドアアクティビティを体験しながら、ワークショップやディスカッションをし、島への理解を深める。そして、企業とのマッチングや地域に根づく事業のベースを知っていく。
このたびの施策は、国交省観光庁の「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」実証事業により行われる。モニター実施後、構築した事業提案を国境離島雇用機会拡充事業補助金に申請することまでをゴールとしている。島全体がリゾートである壱岐島にて、今後どのような観光施策がとられるかにも注目だ。
【ウェブページ】第2回壱岐島ワーケーションモニターツアーの募集について
【ウェブページ】壱岐イルカパーク&リゾート
(Livhubニュース編集部)

明田川蘭

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